私のブログにお越しいただいてありがとうございます。新型コロナウイルスによってお亡くなりになった方々のご冥福をお祈りするとともに、罹患された皆様に心よりお見舞い申し上げます。また、どうか、みなさまとご家族、関係者の方がご健康であっていただければと思っております。1日でも早く流行が終息の方向に向かうことを願っております。
高校野球の選抜大会と春季大会が中止になり、夏の選手権大会の開催がどうなるか注目されていますが、大学野球の春季リーグは軒並み開幕延期となり、連盟によっては中止という決断もされています。
全日本大学野球連盟は4月2日に臨時常務理事会が開かれ、6月8日に開幕予定だった第69回全日本大学野球選手権を8月12日開幕に延期し、神宮球場のみで開催すると決めました。開幕の延期は史上初となります。これは代表校決定が大幅に遅れることを考慮してのことであり、また、ほとんどの野球部が四年生の春で引退する選手が非常に多く、希望を持てるように中止ではなく延期にしたとのことです。
大学野球の歴史の中で初めての事態であり、積み重ねられてきた歴史の重みを考えると大変残念な事態です。また特に本年が学生野球最後の年である四年生のことを考えると、何とも言えない気持ちです。しかし、最も重要視すべきことは、何よりも選手やリーグ戦運営スタッフの学生たちの生命の安全と健康だと思います。
なお、リーグ戦を中止にした連盟では、状況が好転し、全日本大学野球選手権が開催されることになった場合には、トーナメントの実施など、慎重な協議を行ったうえで代表校選出の可能性を模索するとのことです。
さてさて、東海地区大学野球連盟の理事会と岐阜県リーグの監督会議が3月23日に愛知県名古屋市内で開かれており、4月4日の予定だった東海地区大学野球2020春季岐阜県リーグは開幕延期し、4月11日に開幕するといったん決定しましたが、4月3日に再延期の発表があり、現時点では日程未定となっています。
実はこの春季リーグは楽しみにしていたのですが・・・。
現在の状況(2020年5月9日時点)は以下のとおりになっています。
■全日本大学野球選手権
6月開催を8月12日開幕に延期。全試合神宮球場開催で、会期は9日間
■北海道学生野球連盟
5月下旬開幕に延期
■札幌学生野球連盟】
6月下旬に延期延期
10試合制から5試合制に短縮
■北東北大学野球連盟
5月30日に開幕延期
■仙台六大学野球連盟
開幕日未定
■南東北大学野球連盟
6月20日に開幕延期
■千葉県大学野球連盟
6月20日に開幕延期
全試合無観客試合
■関甲新学生野球連盟
開幕日未定
■東京新大学野球連盟
リーグ戦中止
■東京六大学野球連盟
5月下旬に開幕延期
1試合総当たり方式に変更
■東都大学野球連盟
開幕日未定
■首都大学野球連盟
6月21日に開幕延期
1試合総当たりの勝率制
■神奈川大学野球連盟
6月20日に開幕延期
■愛知大学野球連盟
5月23日以降に開幕延期
無観客で実施
■東海地区大学野球連盟
開幕日未定
■北陸大学野球連盟
5月16日以降に開幕延期
■関西学生野球連盟
6月6日に開幕を目指す
■関西六大学野球連盟
6月8日以降に開幕延期
無観客で実施
1日3試合実施し、全試合消化を目指す
■阪神大学野球連盟
6月21日に開幕を目指す
1試合総当たりでの方式で無観客で実施
■近畿学生野球連盟
6月以降に開幕延期
トーナメント制に変更
■京滋大学野球連盟
開幕日未定
■広島六大学野球連盟
6月中に開幕準備
■中国地区大学野球連盟
1部の残りの試合と2、3、4部の試合を6月以降に延期
■四国地区大学野球連盟
開幕日未定
■九州六大学野球連盟
開幕日未定
■福岡六大学野球連盟
開幕日未定
■九州地区大学野球連盟
北部九州ブロック大会 5月以降に開幕延期
南部九州ブロック大会 決勝リーグ:7月以降に開幕延期。地区予選は5月、6月以降に開幕延期
アマチュア・プロ野球では活動再開へ向けて検討し始めているようですが、「選手・スタッフの健康管理」「学校の活動状況」「試合会場の確保」など複雑な問題が絡んできます。そもそも、緊急事態宣言延長により、日程調整はさらに厳しくなってしまっており、たとえば、神奈川県ではメイン休場となる保土ヶ谷球場、相模原球場などが8月31日まで使用休止になっているところもあります。
また、野球の公式戦に向けての調整は非常に難しいものであり、一度出来上がったコンディションをリセットされてしまい、短時間でまた作り上げないといけませんし、コンディションは完璧にはならないでしょうし、実戦感覚不足で迎えることになるでしょう。となりますと、心配されるのがケガや事故ですから、そのリスクも考えなければなりません。
大事なのは、毎日をどう過ごすか。私たちも考えて過ごしていかなければならないでしょう。
「Tomorrow is another day」
映画「風と共に去りぬ」の最後のシーンのセリフです。これは、「明日は今日とは別の日」という意味です。
同じように、「昨日は今日とは別の日」です。昨日よりも今日をいい日にするために、そして明日のために大切に過ごしましょう。
そして、また、明日、ここで、お会いしましょう。