年末年始休みに観ようと買ったDVDですが、観てしまいました。
そして、観た後に原作のコミックが読みたくなりました。
そんな映画です。
「岳」の舞台は北アルプス。
この松本平からも、その山並みは良く見えます。
もちろん日々の天気の様子も良くわかります。
ここ塩尻にも、長く寒い冬がやってきました。
ついこの間まで、雪を抱いていない姿でしたが、もう一面真っ白です。
そこに何人もの人が登っていることと、その登山者たちの安全を守るために何人もの方がいること。
そういうことを考えずに普段を過ごしています。
自然の良さだけでなく、自然の恐さも改めて教えられます。
この主人公である誰よりも山を愛する島崎三歩。
山岳救助ボランティアとして、登山者たちの命を守り、救っています。
彼の山のように大きな包容力を持ち、救助者が生きていれば「生きててくれて、ありがとう」と声をかけ、仮にそうでなかったとしても「よく、頑張った」と労わりの言葉をかける男なのです。
自分は、そんな大きな心を持っているのだろうか。持てるのだろうか。
冬の青空の下、真っ白な雪が朝陽に照らされてオレンジ色に輝くアルプスを見て、そう思いました。