1つ目としてルール順守。
ルールを守らなければスポーツではありません。スポーツを通してルールを守る大切さを知るのです。
スポーツだけではなく、また、明記されていない伝統としてのルールもあります。
ルールを守るのは人間のいちばん基本的なことです。
2つ目に礼儀。
スポーツマンは礼儀を重んじます。
人は一人では生きていけません。人と人との交わりの中で成長して行くのです。
相手に礼儀を尽くして、相手に認めてもらって、初めて相手が心を開いてくれるようになります。
3つ目にベストを尽くして戦う。
ベストを尽くす。それは積極的に情熱を持って全力で取り組むことです。そうでなければ新しい技術は習得することは出来ません。
時には負けることがあっても、ベストを尽くしたのならば、悔いは残りません。逆に今度は絶対に勝ってやるぞと、ハングリー精神が沸いてくるのです。
4つ目にチームワーク。
実はこれがいちばん大事なことです。
チームワークというのは、時には自分が犠牲になることもあります。自分がみんなの踏み台になってでも、チームを勝利に導くことだってあるのです。
野球には優秀なピッチャーや優秀なバッターが必要です。
でも、それだけじゃ、常勝チームは作れません。みんながチームワークを組んで、初めて力が発揮されるのです。
たった一人で、相手チーム全員に勝てますか?考えただけで判るはずです。
その昔。あるプロ野球チームで監督がバッターにバントを指示しました。しかし、そのバッターは監督の指示を無視してバントをせずに三振してしまいました。そして、その試合は結果として負けてしまいます。
監督はそのバッターを呼んで「お前は野球が分かっていない。野球というのは、みんながチームワークを組んで初めて勝てるんだ」と言って諭しましたが、そのバッターは「監督は俺の実力を知らない」とブツブツと文句を言ったという。
それを聞いた他のメンバーが、そのバッター元に行って言いました。「おい、お前はなんて奴だ。さっき俺が監督のところに行ったら、監督が泣いていたぞ。なんであんなに素晴らしい能力を持った選手が、チームワークの大切さを分かってくれないんだ。あんなに素晴らしい能力を持っていても、チームの一員には加えられない。本当にもったいないと。残念でしょうがないと。そう言って監督が泣いていたぞ」と。それを聞いた、そのバッターは「俺が間違えていた。俺が悪かったんだ」と。そして監督のところに行って謝ったそうです。
「動機善なりや、私心なかりしか」
稲盛和夫さん(いなもりかずお/京セラ・KDDI創業者。日本航空名誉会長)の言葉です。
今、野球をやっている(始めた)動機は一体何?
自分だけが楽しめればいいのか。
それともチームのため、他のメンバーのため、応援してくれる人のために仲間と一緒に共有した目標を達成、夢を叶えたいのか。
自分のため・・・が悪いと言っているつもりはありません。でも、私心だけで事を始めると壁にぶつかったとき、力を搾り出す前に諦めてしまうことが多い。そうすると、一緒にいる仲間に迷惑がかかる。でも、自分だけ良ければいいと言う考えだから、迷惑をかけているということが判らない。
だけど、自分の欲のためだけに始めたことでなければ、誰かの期待を裏切ったり、達成し誰かを喜ばせようと思う夢を捨てねばならなくなる。だから、そう簡単にあきらめる訳には行かない。
だから、全力で取り組むことになる。だから、成功する確率が高くなるのだろう。
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まっくろくろすけ
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