ネイマール(Neymar)ことネイマール・ダ・シウバ・サントス・ジュニオール(Neymar da Silva Santos Júnior)。ブラジル・サンパウロ州モジ・ダス・クルーゼス出身のサッカー選手。FCバルセロナに所属し、ポジションはフォワード。ブラジル代表。
今年のワールドカップ・ブラジル大会注目選手の一人です。
言い方を変えれば「ワールドカップ・ブラジル大会はネイマールの為に開催されている」とも言えるでしょうか。
ブラジル第二戦となった対メキシコ戦。試合開始前の国歌斉唱で涙を流す姿が印象的でした。
メンバー全員が肩を組み、気合に満ち溢れた表情。そして、スタンドのサポーターも大きな声で歌い、スタジアム全体がブラジルの為に素晴らしい雰囲気を作りました。
また、チリとのPK戦後。勝利の瞬間にネイマールはピッチに膝をつき泣き崩れました。
「苦しかった。それが本音だ。勝ちたいという気持ちは自分のサッカー人生の中で一番大きかった。すべてを出し切ったよ。今はただ休みたい」
「母国のファンの前で負けてしまうのではという恐怖はなかった。勝ちたいという気持ちがその恐怖を打ち消した。あの涙は勝てた喜びからだよ」
負けての涙より、すべてを出し切っての勝利の涙。なんて印象的なのでしょうか。
ネイマールにとっては、夢にまで見た一世一代の晴れ舞台なのです。
それに感謝、感動しなければ、いつするのか?という気持ちだったのでしょう。
「代表に確保された席なんてない。有名かどうかじゃなくて、(代表では)全選手頑張らないといけないし、最大限の力を発揮しなければならないんだ」
これはワールドカップ出場が決定しているかのような記者の発言に対してのコメントです。
まだ22歳と若く、世界トップクラスの技術を持っているのですが、奢ったところはなく、自分はチームにとってただの一選手にすぎないと謙虚に自分自身についてコメントしています。
YouTube: Neymar ?Amazing Dribbles ● Skills ● Goals ● 2014 HD
ネイマールは記録を意識してプレーしているのではないと言います(イチローも同じようなことを言っています)。
ゴールは練習の成果。そして、チーム全員のものだという。
なぜならば、ボールがネイマールのところに来なければゴールは出来ませんからね。
ネイマールは確かに天才的プレーヤーでしょう。
でも、それにはやっぱり、120%の努力があってのことだと考えます。
いくら才能があっても、それを磨かないと輝きません。
「上達に近道はない。練習の積み重ねに尽きると思う。その点、僕は練習が大好きで良かったよ(笑)」
ネイマール・ダ・シウバ・サントス・ジュニオール