今年の冬のサーキットメニューに加わったタイヤ押し。もちろん、隣ではタイヤ引きもやっています。
タイヤを単に押すというメニューですが、引くと違ってかなりきついこのメニュー。
50メートルくらいの距離を引くときは”軽い”と思えたタイヤも、その半分以下の20メートル位を押すという単純メニューですが、やってみるとかなり重たいのです。
なかなか前には進みません。そして、このメニューのところだけは非常に辛そう。
ただ、中にはタイヤを2つ3つ重ねて押す強者も出てきましたが、基本、ほとんどの子は1つでもグロッキー気味です。
私も押してみましたが、これはいけません。
いかんせん、心臓に悪い。
つまり、身体には悪影響を及ぼしそうなので、迷惑をかけるといけませんので止めときます。
しかし、子どもたちは、これを10往復やっています。
さて、このタイヤ押しですが、角度・押し方(力の入れ方)によって、進み具合が違ってくるということです。
プロ野球チームのトレーナーがその極意を解説してくれています。
ネタバレになるので、選手たちは読まないように。
やはり、簡単には押せないので、いかに楽に押せるかを考えるとのこと。考えることによって自然と体の使い方を覚える。
楽に押せる方法は足腰(下半身)を使って、足を伸ばしてしっかり地面をとらえ前に前に押す。
ダメな例は足首の蹴りだけに頼ってしまうこと。そうなると、ふくらはぎに負担がかかってしまい辛いそうです。
つまり、身体のどの筋肉をどのように使えば、投げる、打つ、走るの動作に効果的につながるかを考えて、伝えることです。
ただメニューをこなすのが練習ではなく、考えて動くことが大切なのです。