「ラジオ体操」とは、日本人なら誰もが一度はやったことがある、伝統的な日本ならではのエクササイズおよび、おそらく、 宮史郎とぴんからトリオの「女のみち」よりも有名で誰もが聴いたことのある楽曲のことです。ちなみに、国民の体力向上と健康の保持や増進を目的としているらしいです。
1922年4月には米国ボストンの放送局が放送しており、ドイツなどでも同じような放送があったそうです。日本では1928年8月1日から1ヶ月間、日曜を除く毎朝6時から、社団法人日本放送協会大阪中央放送局が放送したのが最初といわれています。
現在の日本のラジオ体操は、米国・メトロポリタン生命保険会社により健康増進などの目的で考案され、1925年3月31日から放送されていたラジオ体操番組を基にしており、1927年8月に旧逓信省簡易保険局の会議にて昭和天皇即位を祝う事業としてラジオ体操を提案し、1928年5月24日に簡易保険局、日本生命保険会社協会、日本放送協会が体操の考案を文部省に提出。そして、文部省は10月29日に国民保健体操の名称で発表し、11月1日7時に昭和天皇の御大典記念事業の一環として東京中央放送局で放送を開始しました。そして、振り付けは郵便局員が全国で普及させました。
今でもNHKがラジオ、TVで放送していますが、制定したのは旧逓信省簡易保険局、現在の株式会社かんぽ生命保険が所轄しているため、NHKで放送されている唯一の民間企業の提供番組になってしまっています。
現在は第一と第二の2つがあり、第一は、「いつでも」「どこでも」「だれでも」行える一般向けの体操。姿勢と呼吸を整えることが主なテーマで、全世代対象なので運動強度は低めです。第二は、「職場向け」「青年・壮年層向け」に作られているので、より運動強度が高く、労働に必要な筋肉を鍛えることで強くしなやかな身体を作ることをテーマにしています。
それぞれ13の動きで構成されていて、所要時間は3分ちょっと。ちなみに、ラジオ体操の運動強度は、第一で4.0メッツ。これは、卓球やパワーヨガと同レベルです。第二は4.5メッツで、テニス(ダブルス)や水中歩行(中等度)と同レベルです。なお、「メッツ(METs)」とは、安静時のエネルギー消費量と比較し、運動時のエネルギー消費量が何倍になるかを表した指標のことです。
これをカロリー計算してみますと、第一の消費カロリーは約12kcal、第二は約13~18kcalですので、第一と第二の両方を行うと、約25~約30kcalを消費できる計算になります。つまり、体重60kgの方が10分間カラオケで「女のみち」を熱唱する以上の消費カロリーになる計算です。
よって、まじめにラジオ体操を行えば、一応、ダイエットになるはずです。ただし、人それぞれですので、私からは保証いたしませんので。
また、ラジオ体操を仕事まえに行うと、神経の働きを活性化させ、血液を筋肉や脳へとバランスよく循環させてくれることで、仕事の効率が上がるらしいです。ただし、人それぞれですし、私には効果は見られませんけど。さらに、ラジオ体操をお昼休みに行うと血中の血糖が使用され、血糖値が上がりにくくなり、そのため午後の眠気が起こりにくくなることと、身体のストレッチ効果もあり、すっきりと午後の仕事もはかどりやすくなるそうです。ただし、人それぞれですし、私には効果は見られませんけど。
それでは、今日からラジオ体操を始めてみましょうか。
なお、ラジオ体操本家の郵便局では、ラジオ体操をアレンジした郵便体操というものが作られ、平日毎朝(局によっては午後3時ころ)、体操を実施しているそうです。ちなみに、今は使われていませんが、「ラジオ体操第三」も存在し、非公式に「第四」「第五」も確認されています。
本日も私のブログを読んでいただき、ありがとうございます。
今日はどのような一日になるのでしょうか。または、どのような一日を過ごされたのでしょうか。
その一日でほんの少しでも楽しいことがあれば、それを記憶にとどめるように努力しませんか。そして、それをあとで想いだすと、その日が明るくなる、それが元気の源になってくれるでしょう。
それを見つけるために、楽しいこと探しをしてみてください。昨日よりも、ほんの少しでも、いい一日でありますようにと、お祈りいたしております。
また、明日、ここで、お会いしましょう。