以前話題になった「ラジオ体操第三」。
ラジオ体操「第一」と「第二」は誰でも一度は音楽に合わせて、身体を動かしたことがあると思います、ラジオ体操「第三」とはいかなるものなのでしょうか。
第三の初代は1939年12月1日~1946年4月13日に「大日本国民体操」という名前で放送された、管弦楽曲でゆったりしたテンポが特徴の腕振りやボートこぎなど14種類の動作で構成されていました。1946年4月14日からは2代目となり、1947年8月31日まで放送され、こちらは両腕を大回転して屈伸したり、両脚を開閉してリズム良く跳びはねるなどの複雑でテンポは早くなっています。
現代の第三は龍谷大学の公衆衛生学が専門の安西将也教授と、動生理学が専門の井上辰樹教授が、2013年に滋賀県東近江市から「こころとからだの健康づくり事業」への協力依頼があったことがきっかけだそうです。安西教授は、「健康づくりには適度な運動と正しい食生活が不可欠ですが、運動は楽しくないと継続・定着が難しい。何かないかと考えていた時、頭に浮かんだのがラジオ体操第3。あの体操に3番目があったのかと、人々の好奇心をくすぐると思いました」と語っています。
しかし、第三の存在は知っていたものの、動きや曲は不明。すると、偶然、滋賀県立図書館で、「新しい朝が来た‐ラジオ体操50年の歩み-(簡易保険加入者協会)」という文献に2代目ラジオ体操第三の図解を発見し、井上教授が運動を一つひとつ再現したそうです。また、曲の方はなぜか音源のみがYouTubeにアップされていたため、安西教授の娘さんが耳コピで採譜したそうです。
そして、出来上がった2代目第三は11種16の運動で構成され、第一、第二とは違って、アップテンポでハード。「運動強度が高く、有酸素運動も筋力トレーニングもバランスよく含まれています。さらに体温が上がることで免疫力アップにも効果的。コロナ予防も期待できます。導入した自治体や企業でのデータを検証すると、生活習慣病やうつ病、体重などの改善効果も実証。やってみた皆さんからは自然と笑いが起き、ストレスも発散できます」とのことです。
初代第三も復刻し、こちらは2代目第三よりも動きがスローで、動的ストレッチ効果が高く、肩こりや腰痛の改善、ロコモティブシンドローム(運動器症候群)予防、脳の活性化、さらにフレイル(年齢を重ねて筋力が低下すること)予防にも役立つとのことです。
ちなみに第三が幻になってしまった理由は、「ラジオだと内容がまったくわからなかったから」とのことです。「ラジオ体操」と名前が付いているのですから、本末転倒の事態です。TVで紹介され、実際に第三の音楽だけ流された際に、「横・肩・上・肩・前・肩・横・下ろす」と早いテンポでいわれ、どのように動かしたらいいのか不明だったそうです。
なお、2代目第三の消費カロリーは不明です。
本日も私のブログを読んでいただき、ありがとうございます。
今日はどのような一日になるのでしょうか。または、どのような一日を過ごされたのでしょうか。
その一日でほんの少しでも楽しいことがあれば、それを記憶にとどめるように努力しませんか。そして、それをあとで想いだすと、その日が明るくなる、それが元気の源になってくれるでしょう。
それを見つけるために、楽しいこと探しをしてみてください。昨日よりも、ほんの少しでも、いい一日でありますようにと、お祈りいたしております。
また、明日、ここで、お会いしましょう。