野球小僧

58勝19敗7分

昨日、将棋の羽生善治九段が1434勝の将棋界最多勝を挙げたことを書きましたが、残念ながら王位戦のプレーオフ で負けてしまい、勝ち星を伸ばすことはできませんでした。勝ち続けることはもちろん難しいことです。戦国将棋界の現在、誰が天下統一するのか非常に興味あるところです。
で、戦国時代といえば間違いなく天下統一に最も近づいた男、織田信長さん。本能寺の変で明智光秀さんに討たれてしまい、その夢は泡沫のものとなってしまいました。実際、どのくらい戦に勝ってきたかと言いますと、58勝19敗7分けの戦績だったそうです。案外、負けまくっています。
どうでもいいことですが、戦国最弱と言われたのが「天庵様」こと小田氏治さん。その生涯、数々の戦での負けっぷりに魅了された戦国ファンは数知れないと言われています。確認できる以上でも12回以上敗戦&城を落とされているにも関わらず、死ぬことなく最後は畳の上で大往生だったそうです。
さて、話を戻して織田さんですが、1570年に越前国(現在の福井県東部)の朝倉義景さんと争った金ヶ崎の戦いでは、敵の拠点を打ち破り進撃しますが、義弟の浅井長政さんに見事に裏切られ、挟み撃ちに遭い、這う這うの体で撤退します。
1577年の手取川の戦いでは、越後国(現在の新潟県)の上杉謙信さんの倍近い戦力でしたが、多くの戦死者・溺死者を出す大敗を喫しています。
また、負けてはいませんが、浄土真宗(一向宗)の石山本願寺とは、11年間も対立を続けたあげく、結局は和睦でした。
しかし、織田さんが凄いのは、桶狭間の戦い(1560年)や、長篠の戦い(1575年)など、「ここ一番」という戦いでは勝っていることです。今川義元さんを破り、武田信玄さんの騎馬隊を撃退すれば、周囲に与えるインパクトは絶大です。
ちなみに、戦国最多勝利は、吉川元春 / 毛利元春さんの76勝だそうです。吉川さんは、戦国時代から安土桃山時代にかけての武将で、毛利元就の次男になります。
勝率では甲斐宗運(甲斐親直)さん。阿蘇氏の家臣で生涯60余度の合戦に不敗の伝説を持つ最強坊主がいたそうです。
これだけ勝っていても、天下に近づけなかったのは、やはり「ここ一番」がなかったからでしょうか。
そもそも、戦国時代は高校野球のようなトーナメント戦ではなく、プロ野球のようなリーグ戦です。負け試合もある程度計算していかなければなりません。でも、「ここ一番」に勝てないようであれば、天下を獲るのは難しいですね。

コメント一覧

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eco坊主さん、こんばんは。
何をおっしゃる、うさぎさん。こんなに良い勝率であるはずないでしょうに。
織田さんは、リーグ戦では良かったのですが、決勝トーナメントでの手痛い一敗が。

ん?今日も負けましたが、何でしたっけ。
eco坊主
おはようございます。

58勝19敗7分・・
兎のオールスター前の勝率予想かと思いました(笑)

信長さんが19回も負けているとは思いもしませんでした。確かに上杉さんには手を焼いていたようでしたけどね。本願寺との戦いもなかなか落とせませんでしたね(by大河)
本能寺の1敗が正に命とりでしたね。

最後の一文は竜への嘆きですね^^
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