盗塁阻止率とは、キャッチャーが盗塁を試みた相手のランナーを送球によってアウトにした割合のことです。
盗塁阻止率=盗塁刺数(送球によりアウトにした回数) ÷ 企図数(盗塁を試みられた回数)
プロ野球では一般的に3~4割の阻止率であれば充分合格点。
5割以上あれば驚異的と言われるそうです。
シーズン最高盗塁阻止率は次のとおりです。
セ・リーグ記録:古田敦也さん .644(1993年:当時、東京ヤクルトスワローズ)
パ・リーグ記録:梨田昌孝さん .536(1979年:当時、近鉄バファローズ)
ただ、キャッチャーの肩の強さだけで盗塁を阻止することはできません。
まずはピッチャーのクイックモーションも大事です。ピッチャーのモーションが大きく、盗塁しやすければキャッチャーの肩がいくら強くても盗塁を刺すことができません。その逆も当然のことです。
今年、西武ライオンズから福岡ソフトバンクホークスに移籍した細川選手。
ライオンズ時代には3割を超えていた阻止率が、1割8分へと激減しています。
次にランナーとの駆け引き。ピッチャーからのけん制と投げるタイミング。
セットに入ってからの投球までの間を変えることで、ランナーのタイミングを狂わせるのも効果的ですよね。
それでも、やっぱりキャッチャーの能力も要求されます。
送球の正確さ、速さ、強さ。
プロ野球のスカウトはキャッチャーの能力(肩の強さ、送球までのスピートなど)の目安として、捕球してから二塁までの送球時間を計っています。
合格点の目安として、この時間が2秒以内といわれています。
一番早いものでは、1.8秒台のキャッチャーもいます。
プロでは塁間を走る時間が約3.6~3.8秒前後と言われています。
ピッチャーの投球がキャッチャーのミットに収まるまでが約1.1~1.2秒。送球を2秒として、タッチに0.5秒として、ほぼ同タイムかピッチャー・キャッチャー側の方が早いのですが・・・でも、盗塁阻止率が10割ということはありません。
それだけに、ピッチャー・キャッチャーだけでなく、野手もランナーがスタートを切ったことを大きな声でキャッチャーに知らせる必要があります。チーム全員でも共同プレーでもあると思います。
さて、太郎。
練習のたびに、ストップウォッチ片手にタイム計測をしています(最近はあまりやっていませんが)。
タイム自体は企業秘密ですので書くことはできませんが、昨年に比べて○.○秒、春先からも□.□秒のタイム向上となりました(実際は威張れるほどではないから・・・)。
また、前記のとおりピッチャー、野手含めての練習結果もあり、ここ公式戦10試合の阻止率が7割近くに達してきました(ランナー一・三塁での一塁ランナー盗塁を含みます)。
やっと、フリーウェイ状況から脱することができるようになってきてくれました。
試合では、こんな状況↓です。
コメント一覧
まっくろくろすけ
eco坊主
最新の画像もっと見る
最近の「学童野球」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
人気記事