あまちゃん

ユイ 「どうかした?」
アキ 「ミサンガ、今日こそは切れると思ったのに。しょうがねえか。いっぺえ間違えたもんな」
ユイ 「私も今までで一番ヤバかった」
アキ 「まだまだ完成しなくていいべ」
ユイ 「うん、明日も明後日もあるもんね」
アキ 「明日も明後日も来年もある。今はここまでだけど、来年は、こっから先にも行けるんだ」
ユイ 「行ってみよっか」
アキ 「じぇじぇ!」
ユイ 「行こうアキちゃん」

28日はNHK連続テレビ小説「あまちゃん」の最終回でした。
時間がら、「あまちゃん」を見る機会は中国出張の時だけでしたが、最終回は自宅TVで観ることが出来ました。

最終回は東日本大震災から約1年4ヵカ月後の2012年7月1日の北三陸。

震災で大きな被害を受けた北三陸地区。
でも、この日は「北三陸鉄道」の一部区間が復旧して運転を再開。地元の人や鉄道ファンで、開通日以来の大にぎわい。海岸は海開き。大勢の観光客が見守る中、海女たちが海へ潜る姿。

そして北鉄の「お座敷列車」ではアキとユイの「潮騒のメモリーズ」が「潮騒のメモリー」を歌います。
車窓からは地元の人たちが列車に手を振る姿が続いていきます。

冒頭のセリフは「お座敷列車」で「潮騒のメモリー」を歌って降りたアキとユイが、今はまだ全線開通していない北三陸鉄道の折り返し駅「畑野」のホームで交わす言葉です。

いい言葉ですよね。

「まだまだ完成しなくていいべ」
「明日も明後日も来年もある。今はここまでだけど、来年は、こっから先にも行けるんだ」

何かといえば、今すぐに答えを出したがる昨今。
でも、決して先延ばしにすることはないのだけど、焦らず、行こうよ。
だって、必ず行けるよう(出来るよう)になるのだから・・・

そう、未来に向かって夢と希望を持っていく。

何事に対しても・・・