シミュレーション しみゅれーしょん (スポーツ)
シミュレーションとはサッカーにおける反則の一つ。
わざと倒れてファウルを取らせるなど、審判を欺く事。
サッカーの反則の中で下劣な部類に入るとまで言われているのが”シミュレーション”です。
つまり反則をされた振りをして、相手の反則を取るという、非常に浅ましい芝居。三文芝居以下のものです。
それは勝負事ですので勝ちたいと言う気持ちは判りますが、その手段のために当事者が故意に行うことは、観ているものにとって試合をつまらなくさせる行為です。
特にジャッジをする審判を欺くのを目的にするという考え方に心の貧しさが見えます。
ただし、一瞬のことであるため、審判もとっさの判断を求められるため間違ったジャッジを下すこともあるでしょうけど、それよりも、このジャッジによって罪のない相手プレーヤーを陥れてしまうことでしょうね。
このシミュレーションですが、こんな動画があります。
YouTube: 【サッカー】演技が下手なシミュレーション集
これを見る限り、まあねぇ・・・と。
確かにTVでビデオを見ていると審判のミスジャッジだと簡単に思えます。でも、スローで判断できるところを瞬間的に判断するのはやっぱり難しい。
だからこそ、プレーする側にシミュレーションをするような行動を取ってもらいたくないのです。
痛くてしょうがないはずなのに、何事もなかったように、すぐに元気に戻って来る姿には白けてしまいます。
特にビッグゲームでこのような行為があり、それが勝敗を分けることになってしまったりすれば、余計に悲しいことです。
こんなことがいつまでもまかり通るのであれば、プレーよりも演技力の上手い選手が重宝されることでしょう。練習も縁起の時間をより割くようになってしまったりして。
サッカー競技規則第12条には「負傷を装って、またはファウルをされたふりをして(シミュレーション)、主審をだまそうとすると反スポーツ的行為として警告の対象になる」とあります。
一方、もう一つの国民的スポーツには特に規則で罰則は決まっていません。例え、審判が判定をしなくても何もなかったがごとくプレーが続きます。せいぜい笑われる程度でしょうか。
シミュレーション行為をする方に何の罰則もないのであれば、一か八かでなくても、際どいことに対しては演技するような選手が多発するのではないかなと。
根本的にシミュレーション行為に対して割に合わないような罰則がないと、やったもの勝ちという風潮はなくならないでしょう。
また、それを判定する審判の質も上げなくてはいけないでしょうね(この本人のコメントは何だったのでしょうか?)。
http://www.nikkansports.com/baseball/news/p-bb-tp0-20100412-617213.html
相手、ファンを欺くシミュレーション行為はスポーツにはあってはならない行為でしょう。
「良い子のみんなはマネをしないでね」