侍ジャパン・日本代表の3位決定戦を東京ドームで観戦してきました。
相手はメキシコ代表チームであり、第一ラウンドでは日本が6-5と辛勝していた相手ですが、3位決定戦では日本打線が山田哲人選手(東京ヤクルトスワローズ)の2打席連続ホームランによって、11-1の7回コールド勝ちで3位となりました。
(山田選手の二打席目のホームラン)
それにしても、ホームランが良く出た試合でした。
二回には中田翔選手(北海道日本ハムファイターズ)の今大会第3号となる2ラン、そして、松田宣浩選手(福岡ソフトバンクホークス)の2ランで一挙7得点を挙げ、とどめは7回に秋山翔吾選手(埼玉西武ライオンズ)のサヨナラ2ラン。
使用しているボールはミズノ社製のNPBの”飛ばないボール”のはずですが。
それにしても、やっぱり代表チームの戦い様を見ようと思ったのか、試合開始時になれば、三階席の一部を除いてほぼ満員状態になりました。
また、シーズン中と変わらないか、それ以上の応援でもありました。
前回も書きましたが、この大会で今後の野球人生の糧になる選手もいれば、自信を付けた選手も多いと思います。
それを、今度はチームに持ち帰って、どのように使っていくか、伝えていくかも大事な使命です。
また、松田選手、前田健太選手(広島東洋カープ)は、もしかすると今大会が日本のファンの前での(しばらくの間の)お別れプレーという、挑戦の大会でもあったかもしれません。
記念すべき一回目の大会で準決勝、決勝は日本開催ということで、日本が世界一にならなければいけないという思いはあったと思います。
それは、選手、スタッフとともにファンもそうでした。
3位という結果は不本意な結果と思うか、それともよくやったと思うのかはそれぞれだと思います。
そして、選手にとってもいろんな想いを持った3位になったと思います。
私は、まあ、よくやった3位だったなという感じです。
どうでしょう、3位を奪うというより明日を見据えた悔いのない3決になったのでしょうか。
第1回、第2回のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に比べても選手層は若くなってきています。
チームの重鎮となるベテラン選手がいて、チームをまとめる昭和的な雰囲気ではなく、若手がノリでまとまっていく、誰かが中心ではなく、オレもオレの平成的な雰囲気だとは思います。そういう新世代の選手たちだったと思います。ですから、日本代表という名の下で、日の丸の背負う重みを今回初めて身に染みて感じたと思います。
また、その中で、勝つ、負けを経験した、この一ヶ月の時間は財産にしていって欲しいと思います。