「一番偉い人へ」は、1992年9月3日にリリースされた、作詞が秋元康さん、作曲・編曲が後藤次利さんが担当した、石橋貴明さんと木梨憲武さんのお笑いコンビ・とんねるず(TUNNELS)の19枚目のシングル楽曲です。作品のクレジットは「TUNNELS」名義で発売されています。ひと昔前は、お笑い芸人が、本業のお笑いとは別に音楽活動しいたり、TV番組の企画として楽曲をリリースしたりしていたことが多くありました。
漫才ブームだった1980年にコンビ結成し、1982年に「お笑いスター誕生」でグランプリを獲得したあと、1980年代半ばにフジテレビ系で放送されていた「オールナイトフジ」「夕やけニャンニャン」などの出演によって、爆発的な人気を獲得し、その後も「ねるとん紅鯨団」や「とんねるずのみなさんのおかげです」などに出演していました。
そんな人気の中で、1984年に「一気!」で音楽デビューし、これがヒット曲となり、当時、TBS系で放送されていた歌番組「ザ・ベストテン」にも出演しています。1985年にリリースされた「雨の西麻布」はオリコン5位の大ヒットとなり、「ガラガラヘビがやってくる(1992年)」「がじゃいも」などの子ども向けの楽曲、「情けねえ(1991年)」などの社会的なメッセージの楽曲までリリースしています。
さて、「一番偉い人へ」は、日本の「一番偉い人=内閣総理大臣」へ向けて、日本がどうあるべきかをテーマにした楽曲です。
♬一番偉い人へ 俺たちは 今 何をするべきか
心にもどかしい カタルシス
一番偉い人へ 俺たちは 今 何をするべきか
どこかで忘れてた もっと大切な何かを 教えてくれ
当時(今でも?)のとんねるずは、お笑いでの悪ふざけと、この楽曲のような真面目さのギャップが世の中に受け入れられていたものだと思います。
こういってはいけないのかもしれませんが、今の日本の政治は悪ふざけとしか思えないことが多すぎます。
いろいろな立場と意味で、「一番偉い人へ 俺たちは 今 いろいろ一生懸命やっている」という方はたくさんいると思います。
でも、「一番偉い人は 俺たちに 今 何をしてくれているのでしょうか?」と個人的には思います。
日本の一番偉い人は、「言葉よりも、実行である」と信じ、まじめに仕事をし、成果を出すことで国民に報いたいと考えているのかもしれません。
しかし、現状において求められているのは、まだ先になる結果への実行力だけではなく、しっかりと国民に向き合い、対話をして、納得させることではないでしょうか。
あらためて、2度とこない今日という1日を大事に大切に過ごしたいと思います。
良いことはずっと続き、良くないことには、必ず終わりが来ると信じていきましょう。
今日も、私のブログを最後まで読んでいただき、ありがとうございます。明日もまた、元気にここでお会いしましょう。