相変わらずのマスク不足です。あのIT機器メーカーのシャープがマスク生産を枚視するとのニュースがありましたが、私の手元にはいつ回ってくるのかわからない状況です。
ネット上では高額転売をもくろんでフリマアプリなどに出品する悪質なケースも登場しており、フリマアプリ・メルカリでは、運営側が、「社会通念上適切な範囲での出品・購入にご協力を」「お客さまのお取引の状況によっては、事務局から入手経路を確認させていただく場合や、商品の削除・利用制限等を行わせていただく場合も」あるとの表明を行ったりしています。
マスク不足は日本だけではなく、世界的にマスク不足になっています。
そんな中、世界保健機関(WHO)は2月29日までに新型コロナウイルスの感染予防に向けたマスクなどの適切な使い方の指針を公表しました。
指針では、「せきやくしゃみといった症状がない人は予防目的で学校や駅、商業施設など公共の場でマスクを着用する必要はない」として、マスク供給不足に拍車を掛けないためにも過度の使用を控えるよう呼び掛け、「マスクをしていないからといって、感染の可能性が必ずしも上がるわけではない」と発表しました。
一方で、日本政府は緊急事態を宣言し、北海道民に外出自粛などよびかけられている北海道に対して、感染拡大が深刻な地域に、「感染予防のためマスクの必要性が特に高まっており、国が一括して買い取ったマスクを、北海道の感染者の広がりが見える市町村の住民に届ける」という方針を決めました。
マスク配布は、国民生活安定緊急措置法に基づくもので、国がメーカーに提供を指示。必要量を買い上げ、郵便局を通じて1世帯当たり20枚程度を届ける予定だそうです。ちなみに、緊急措置法とは1973年に第1次石油危機を受けて制定されています。特定地域で生活関連物資の供給が滞り、住民生活や地域経済に支障が出る恐れがある場合、国が事業者に売り渡しを指示できると定めているものです。
片やマスク不要論、片やマスク必要論とも言えます。
今までの(日本における)ニュースなどで感染症の権威なる先生方が、「マスクは有効」と言ったりしており、100%ということはないでしょうけど、誰が感染しているかわからない状況においては、ある程度の予防措置には有効だとは思っていますし、自分が感染している可能性だってあるのですから、自分が「クラスターリーダー」とならないためにも、ほかの人にうつさない伝染させないという観点からも有効だと私は思います。
誰だって今回の得体のしれない新コロナウイルスに感染したくないですし、ほかの病気になりたくないですし、ほかの人に伝染させたくないでしょう。それが、社会を守り、個人や各家庭を守ることになると考えます。また、現状は一部の人による大量買いのために、マスクが不足してしまい、本当に必要なところまで、不足し始めていることから、必要が低い人々の大量買いを止めて欲しいとのこともあると思います。
さて、そもそも、WHOは某国に対して忖度しているような感じもあって、信頼性を下げた面もありますので、信用できないという人もいるでしょう。ただ、そうは言ってもWHOです。信用しないわけではありませんし、予防効果が薄いのもわからなくはないです。
でも、不安なのです。不安だからマスクを必要だと感じしまうのです。けれども、不安が抑えられない。一因には情報がない、情報が正しくない、間違った情報に踊らされている…という情報汚染があるのではないかと考えます。
注意しなくてはならないのはSNSだけではなく、一般の芸能人などがMCをやっているTVのワイドショーなどでも、不正確と思われるような情報を根拠に不安を煽るような場面が見られたりします。
情報統制することは良くないことですが、正しい情報を的確に、適切なタイミングで日本政府が発信する必要はあると考えます。
私たちが日々受け取るさまざまな情報は汚染され続けています。多くの情報に触れる人ほど、被害を受ける可能性が高くなっていきます。
環境汚染とともに情報汚染への対策も地球規模で取り組まなければならない時代だと考えます。