先々週(2009年9月20日)の日曜日。快晴の空の下。
市内の6チームが揃って最初の大会は桔梗ライオンズクラブ杯。
一回戦はシードのため、二回戦からの登場。
相手は好投手陣を擁するE嶺クラブ。
多少押され気味の展開ながら投手戦。
ネット裏から見ていても(大会役員のため、ここが定位置)、1つのミスで試合が決定されるような感じ。
4回に試合は動く。
相手先頭バッターの初球。
金属バットの快音を残して、打球はライトのすけの頭を大きく越える一発。
バッターはそのまますべての塁を回り、先制のホームランを打たれてしまう。
K陵クラブは相手チームの制球難からエースを引きずり下し,出塁を重ねるもののスコアリングポジションになかなか進めることが出来ない。
5回裏。バッターは、じゅんいち。
期待の長打力を発揮してくれて、右中間を抜ける同点のホームラン。
沈滞ムードを吹き飛ばしてくれる。
試合はこのまま時間切れとなり特別延長に。
特別延長のルールはノーアウト満塁でバッターは続きからというもの。
特別延長6回表。
先攻のE嶺クラブは満塁から3塁ランナーとのエンドランで、内野ゴロの間に1点を勝ち越し。
なおも、1アウト二・三塁のピンチ。
ここを三振と内野ゴロに切ってとり、なんとか1点でしのぐ。
この点差ならばなんとかいける。
特別延長6回裏。
満塁から先頭バッターがスクイズが成功し、三塁ランナーが戻り同点。
さらに、セカンドランナーまでホームを狙うものの、一塁アウトを無視したボールがホームへ返えされ、タッチアウト。
場面は1アウト一・三塁でバッターはすけ。
ここで一気に決めて欲しいところ。
初球、二球目と様子を見た両チーム。3球目。
三塁ランナーがスタート。
スクイズを敢行する。
しかし、相手も読んでおり、左バッターボックスの更に遠くへ。
(必死にバットを伸ばし,なんとかボールに当てようとしている、すけ(6回裏))
宙を舞うもののバットにもかすらず、三塁ランナーはアウトで2アウト二塁となる。
しかし、このあとは粘りに粘ってフォアボールを選ぶ。
2アウト一・二塁となり、一塁ランナーとなった、すけ。
ピッチャーのけん制に引っかかり、ものの見事に挟まれる(ように見えた)。
一・二塁のランダウンプレーの間に二塁ランナーは三塁へ。
それでも、なおかつ挟まれ続ける。
そのプレーの時々に三塁ランナーを確認する、すけ(余裕?)。
すると三塁から突っ込んでくるランナー。
ボールはホームへと送られる。
キャッチャーはブロックの体勢。しかし、送球は三塁側に少し逸れている。
滑り込むランナー。
セーフ!? それとも アウト!?
しーんと静まり返るグラウンド。
ランナーもキャッチャーもベンチも応援団も主審を見る。
一呼吸おいて主審の手が横に広がり「セーフ」の声が響く。
間一髪でホームイン!!
3-2での逆転サヨナラ勝ち!!
「やったー」
声と共に湧き上がるナイン。
嬉しそうに戻ってくる、すけ。
次のステージは決勝戦。
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第一試合 (2回戦)
3打席 2打数 0安打 0打点 (ショートゴロ、三振、四球)
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すけ達の中学野球の記録をプレイバックで掲載。一生の想い出、彼の記録として一部、加筆・修正してブログにアップしていきます。