「R小野は、この間の全日本春季には出場できなかった。それもたった一人メンバーが足りないだけで、出たくても出られなかったんだ。悔しい思いをしたはず。その代り、必死になって練習をしてきて、今がある」
「お前らは、その必死さが見られない」
「弱いから負けるんだ。弱いということを認めなければいけない」
この日の朝。
アップ前に(ほぼ)全員がそろっていて、時間があったので、本田圭佑(CSKAモスクワ)の言葉が書かれた紙を各自に配りました。
その中には偶然にも今の状態に当てはまるような言葉が見受けられます。
「何でもスムーズに上に行くことはないと思うし、一度や二度の挫折は誰にでもある。一番重要なのは、その挫折から立ち直れるか、立ち直れないかだと思う」
今がちょうどその時期です。
試合で思いどおりにできなかったこと、散々注意されてもミスしてしまったこと。
でも、そこから立ち直っていかなければ、次へと進められません。一人で塞ぎ込んでいても、周りからは置いて行かれるだけ。
何がいけなかったのか。自分を見直すチャンスなのです。
「大事なのはね、現状を自分でどうとらえるか。これまでずっと自分を奮い立たせてやってきたし、いろんな面から困難に向かうことを経験してきた。どんな壁にぶち当たっても、絶対に越えてやろうと思っている」
乗り越えなければならない壁が高ければ高いほどいいです。
それを乗り越えれば、今までの自分とは違う自分になるはずですからね。
「最近、身近な人にウサギとカメの話をよくするんですよ。日本人は足も遅いし、身体も弱い。そのカメがウサギに勝とうと思ったら、進み続けないといけない。悩んでいる同級生とかがいたら、それをぶつけますね。『どうやったら勝てるか考えろ。進み続ける以外にないやろう』って」
まさしくそのとおり。体力を含め、いろんな能力が足りないことが判ったはずです。
「こうなりたい」というイメージを描くこと。そして相手と戦うたびに、「こうなりたい」を「こうなければならない」に変えていくことです。
「世界一になるには世界一の努力が必要だ」
どこも、自分たち以上の努力をしていると思った方がいい。だから、今までの努力では足りないと思った方がいい。
いいえ、実際に結果として出てきているのだから、思うのではなく、足りないのだ。
今までゲームをしていたり、マンガを読んでいたりしていて自分でも無駄だと思っているような時間。
その時間を限られた期間でしかできない中学野球への時間へと振り分けた方がいいでしょう。
中学野球には世界大会はないので、一番上は日本一。だから、
「日本一になるには日本一の努力が必要だ」
ということなのです。その努力は今からすぐに。
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まっくろくろすけ
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