シカゴ・カブス（CHC）とは、MLBナショナル・リーグ中地区に所属しているプロ野球チームです。
1871年に創設された、アトランタ・ブレーブスと共に最古の歴史を持つ球団です。日本人では福留孝介選手（現；阪神タイガース）、藤川球児選手（現；阪神タイガース）が在籍していました。高津臣吾さん、門倉健さん、川崎宗則さんも在籍していましたが、メジャー昇格はしませんでした。現在は、ダルビッシュ有選手が所属しています。
カブスと言えば、「ビリー・ゴートの呪い」の話が有名です。
1945年にリーグ優勝を果たし、ワールドシリーズでデトロイト・タイガースと対戦し、2勝1敗として4戦目を迎えます。これまでカブスはマーフィーというヤギの入場を許可していましたが、臭いを理由に入場を拒否。飼い主のビリー・サイアニスさんは腹を立て、「二度とリグレー・フィールドでワールドシリーズが行われることはない」と言い、以降、ワールドシリーズから遠ざかること半世紀以上、世界一から遠ざかること一世紀以上という歴史を刻みました。
2015年にリーグチャンピオンシリーズに進出。映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー Part2」では、この2015年にカブスがワールドシリーズを制覇していました。が、皮肉にも問題の山羊と同じ名前を持つ、ニューヨーク・メッツのダニエル・マーフィー選手に4試合連続ホームランを浴びて4連敗。呪いを破ることは出来ませんでした。ちなみに、マーフィー選手はリーグチャンピオンシリーズのMVPを獲得しますが、ワールドシリーズでは大不振に陥り、メッツも敗れ、ヤギが憑依していたのかもしれないないと言われています。
2016年には8年ぶり6度目の地区優勝を達成。中地区2位のセントルイス・カージナルスに最終的に17.5ゲーム差をつける圧倒っぷりであり、ポストシーズンも勝ち進んで、71年ぶりとなる悲願のワールドシリーズ進出を果たします。そしてクリーブランド・インディアンスとのワールドシリーズは4戦目で王手をかけられるも3連勝で逆転し、108年ぶり3回目の世界一。遂にヤギの呪いから解き放たれました。
さて、カブスの地元紙シカゴ・トリビューンは、「カブスが2020年シーズンに変更すべき12項目」を特集し、11番目に「ユウ・ダルビッシュがツイッターの挑発に反論するのをやめさせよう」と提言しました。
これは、2019年8月21日にダルビッシュ選手がサンフランシスコ・ジャイアンツ戦でホームラン4本など6回途中を7安打7失点と打ち込まれた試合で、米ラジオ局ESPN1000などでホストを務めるデビット・カプランさんがTwitterで、「リサーチによれば、今季のダルビッシュはカウント2ストライクから80％近くが変化球。今夜も3ホームランは2ストライクからの変化球だった」「なぜダルビッシュは直球を投げるのを拒否するのか？スライダーを投げすぎだ」などと批判しました。
これに対し、ダルビッシュ選手もTwitterで、「今夜の試合を含まなければ、2ストライクから左バッターへの変化球は被打率.137、4シーム（直球）は.350。どちらがいい選択だろうか」などと反論しました。
この件について、シカゴ・トリビューンは、「ダルビッシュは昨夏、テレビとラジオでホスト役を務めるデビッド・カプランの批判にTwitterで反応し、後に『自分は日本でプロキャリアをスタートして以降、メディアにも同じようにしてきた』と話していた。大リーガーがそんなにカリカリして行動するのは愚かなことだ。他人の言葉など忘れ、ピッチングに集中してくれ」というものです。
2019年 31試合6勝8敗（178回1/3）防御率3.98 56四球 229奪三振
私も以前書きましたが、確かにダルビッシュ選手は、いろいろな件へのツッコミが多いと思えます。ただ、結果が付いてきていれば、いろいろ言われることはないとも思えますが。2019年オフには以前より開設していたYouTubeチャンネルを活発に更新し、さらに球界に物申すようになっています。
ちなみに、最近では芸能人の不倫疑惑について、まるで一般人のように喰いついてきています。
ここでで来ると、ワールドシリーズ出場よりも、SNSモノ申す芸人としてアメトーク！への出演の方が近いかも知れません。
