新たにサッカー日本代表を率いるバヒド・ハリルホジッチ監督。
前監督のハビエル・アギーレさんがスペインの裁判所から八百長疑惑で告発されたことを受けて解任され、その後、欧州サッカーシーズン真っ盛りで、手腕の高い指導者の多くはどこかのクラブ監督か代表監督を務めていただけに、人選も苦慮したものだと思えます。
そうは言っても、時間はたんたんと流れて、2018ロシア・ワールドカップのアジア2次予選が始まりました。
ある意味、消去法で決まった人選である感は否めませんが、2011年にアルジェリア代表監督に就任して、アフリカ予選を勝ち抜き、2014ブラジル・ワールドカップに出場しただけでなく、アルジェリアをベスト16に導きました。また、決勝トーナメント一回戦では優勝したドイツと対戦し、延長戦に持ち込み、世界から注目もされました。
2011年のアルジェリアのFIFAランキングは52位(今の日本とほぼ同等)でしたが、現在は18位(昔の日本とほぼ同等)です。
今回の代表メンバーは遠藤保仁選手(ガンバ大阪)の落選と宇佐美貴史選手(ガンバ大阪)、永井謙佑選手(名古屋グランパス)の代表復帰は来日後の試合観戦状況と試合内容を思えば想定内のことであり、その他のメンバーを見渡しても、今までとは大きな差は感じられません。
ハリル・ジャパン第一戦のチュニジア戦。
予告どおり先発メンバーは大きく変わっていました。ただ、後半に入ると今までの中心選手が交代枠で入って来て、その選手らが結果を出しました。
第二戦のウズベキスタン戦。
この試合も予告どおりに第一戦とは違う先発メンバーでした。とはいっても、その顔触れは従来のメンバー中心であり、対戦相手との兼ね合があったと思います。
第三戦のイラン戦。
結果を見れば、ワールドカップ予選に向けて上々の仕上がりでしたが、決定的な場面を迎えながら追加点を奪えないのは変わっていません。
ハリルホジッチ監督は就任会見で「来日前、2週間ほど日本代表の試合を映像で見まくった」と言っており、来日してからのJリーグの観戦は二試合ほど。
それでも、今までとは違い、積極手な選手起用と交代枠の使い方により、今までとは一味違う印象を受けたのは事実だと考えます。
さて、昨夜のシンガポール戦。
相手のあることですから、そうそう自分勝手なシナリオどおりになるはずはありませんが。
一年前かそれよりも前の日本代表VTRでも観ているのでは?と錯覚するような内容。
試合後のスタジアムの雰囲気がそれを物語っていたように思えます。
日本代表の再生を期待して見守りたいと考えます。
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まっくろくろすけ
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