昨夜、バットの長さの話がありました。
小学生では、年々身体が成長しますよね。
ですから、その成長に合わせてバットを購入するときには、自分に合ったバットを選ぶ必要があります。
自分に合ったバットを選ぶことは、バッティング上達への近道ですしね。
だからといって、無理して購入しないように・・・
バットが変わっても、必ず打てるという保証はありませんから。
まずは、子どもの体の大きさに合った“長さ”と“重さ”のバットを選ぶことです。
体に合ったバットを使うことでスイングが速くなったり、ボールを打ちやすくなったりするのです。
また、バットを選ぶ基準には“バランス”です。バットの重心がどこにあるかということです。
最近のバットは”トップ”、”ミドル”、”カウンター”などのラベルが貼ってありますので、判りやすいと思います。
試し打ちができるお店もありますので、実際に打ってみて、自分の感触にあったものがいいでしょうね。
■長さ
いろいろな基準があります。
メーカーでは身長によって目安があります。
たとえばSSKの場合には次のようになっています
http://www.ssksports.com/baseball/product_concept/img/bat_size.gif
ただ、メーカーによっては、この長さが違いますので、結局は自分に合うかどうかです。
■重さ
右バッターなら左手、左バッターなら右手でバットを持ち、肩の高さで腕を伸ばしましょう。
イチロースタイルですね。葡萄隊の場合では、ハカセくんスタイルです。
このスタイルで約30秒ほど構えたままで手や腕が震えなければ、ちょうど良い重さとのことです。
■バランス
バランス(重心位置)は”トップ”、”ミドル”、”カウンター”など3種類です。
トップバランスは重心がバット先端にあるため、バットを振ったときの遠心力は強くなります。よって、ボールが当たれば(当たればですよ)遠くに飛びますが、バットを振る力が必要になります。
カウンターバランスは重心が手元にあるため、バ ットを振った際の遠心力は弱くなる分、バットコントロールもしやすくなります。よく言われるタイカップ型のものが、これです。
■グリップ
金属バットは木製バットのように材質の違いによる感覚は関係ありません。
ただ、グリップテープによる感覚の違いはありますので、自分の手の平の中でしっかりとつかめるものがいいでしょう。
もし、違うグリップテープが良ければ、貼りかえるということもいいと思います。
■タイプ
短かくグリップが太いバットは、握力が少し足りなくてもスイング時に手首が返りにくいため、ミートしやすくなります。
長めでグリップが細ければ、バットのしなりとヘッドの遠心力を使って長打が狙いやすいですが、ミートは難しくなります。
■種類
金属(アルミ)性、ジャラルミン製、カーボン製、カーボン+グラス+ウレタンの複合製、木製などがあります。
カーボンにはカーボン×グラスファイバーなどの複合、アルミ合金(Cu31や超々ジュラルミンなどの航空機の機体に使用されるものもある)もあります。ただし、いい素材はやっぱり高価ですので、実力を伴ってからですよね。
バットは自分の身長、筋力とバッティングスタイルから選ぶことだと思います。
ただし、重いと感じるバットは購入しない方がいいでしょうね。
体に合わない重過ぎるバットを振り続けたりすると、「ヘッドが下がる」、「ドアスイング」になってしまいます。
これらの悪い癖はすぐに身につき、なかなか直りませんから。
だからといって、バットを軽いものに替えても、すぐには直るのは難しいです。
形や値段、素材だけで選ばず、身体と力に対して適切なバットを選ぶのが一番です。
カッコいいとか、流行っているとか、新製品だとかじゃなくて、身体に合ったいいバットを使うのが、上達への一番近道だと思います。
判らないときには、お店にいるアドバイザーなどに聞くのが一番いいでしょう。
(これらは、我が家に大量にあるマスコットバットの一部です)