会社に入った後にお世話になった先輩の車の中で浜田省吾さんの曲がよくかかっていました。
この曲は「愛という名のもとに」という、フジテレビ系「木曜劇場」で1992年1月~3月に放送されていたテレビドラマの主題歌としてリメイクされました。
このドラマは大学のボート部で青春時代を共に過ごした7人の仲間が社会に出て3年後に再会を果たします。
社会における理想と現実のギャップに悩み、もがき苦しみながらも、前を向いて生きて行く姿を描いています。
ちなみに、この「愛という名のもとに」というTVドラマですが、劇中では浜田省吾さんの楽曲が多く使用されました。
「悲しみは雪のように」、「ラストショー」、「J.BOY」、「もうひとつの土曜日」など。
また、ドラマの各回のサブタイトルに「青春の絆」、「涙あふれて」、「君が人生の時」、「いつわりの日々」が使われたりしました。
「悲しみは雪のように」のオリジナル・ヴァージョンは1981年にリリースされています。
元々は浜田省吾さんのお母さんが脳閉塞で倒れ、意識不明の重体になった際(数日後にお母さんは意識を戻し、半身不随を患ったものの一命を取り留めました)、深い悲しみと絶望に暮れながら、他人に対して優しい気持ちになれた、というエピソードをもとにしているそうです。
4年前。
日本のみならず世界中の誰もが他人に対して優しい気持ちになり、そこから世の中が変わって行くのかも知れないと思いました。
でも、4年たった今。
助け合い、困っている人への思いやり、命に対する尊さを忘れてしまったかのような、悲しいことが多すぎます。
そういうものは、雪のように解けてなくなってしまえばいいのに。