「がきデカ」は、「週刊少年チャンピオン(秋田書店)」にて、1974年44号から1980年52号まで連載された、山上たつひこさん原作の日本初の少年警察官を自称する主人公・こまわり君を中心に一大ブームを巻き起こしたギャグマンガ・アニメです。
このころの週刊少年チャンピオンといえば、水島新司さん「ドカベン」、手塚治虫さん「ブラック・ジャック」、小松左京さん・さいとうたかをさん「日本沈没」、永井豪さん「キューティー・ハニー」など、人気マンガが連載されていた時期でした。
マンガの内容的には、現在では(でも?)問題になるような感じのものが多いのですが、今までのギャグマンガが「意味」で笑いを取っていたものに対して、劇画調の「動き」で面白さを伝えるものでした。
さて、「自称・警察官」とまではいきませんが、2020年から「〇〇警察」という言葉がニュースなどでよく耳にするようになり、最近、再び新たな〇〇警察が出てきました。
ちなみに、この〇〇警察は、すでに2015年ころから世の中で使われだしており、言葉を正す「言葉警察」、和装にチェックを入れる「きもの警察」などがありましたが、指摘する人を警察というような使い方ではなかったようです。ただ、新型コロナウイルス感染の社会環境によって、「自粛警察」「マスク警察」とかニュースで報道されるようになり、一方的に意見をいったりするようなこと(人)を指すような言葉として認識されるようになりました。つまり、明確な定義はまだないものの、どちらかというと批判的にとらえる見方が多い感じです。
最近でも、飲食店の時短営業に対しての「時短警察」、マスクをしていない人を私的に追及する「マスク警察」が厳格化して、布製やウレタン製のマスク着用を批判する「不織布マスク警察」などです。
堅苦しい話になりますが、日本の警察組織は国の機関としては内閣府の外局である国家公安委員会の特別の機関として警察庁が置かれ、その地方機関として東北、関東、中部、近畿、中国四国、九州の6管区警察局などが設置されています。そして、警察とは、「警察法2条1項」において規定され、「個人の生命、身体および財産の保護、犯罪の予防、鎮圧および捜査、被疑者の逮捕、交通の取締りその他公共の安全と秩序の維持を責務とする」行政機関のことです。
さてさて、日本初の自称少年警察官の、こまわり君ですが、「夏休みを利用して警察学校にかよい、日本で初めての少年警察官になった」と発言しています。動物との会話、下品な言動、そして意味不明なギャグなどが特徴です。
笑えるような意味での、〇〇警察という、楽しい新語がでてくることを願っています。
ちなみに、「鼻毛警察」というものも現われているようです。鼻毛が出ていることで他人に迷惑をかけることはないですし、余計なお世話だとも思いますが、ついつい気になってしまうのも事実ではあります。でも、あえて指摘することでもないでしょうけど。
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