「ボレロ」とはフランスの作曲家モーリス・ラヴェルさんが1928年に作曲し、11月にパリオペラ座で初演が行われたバレエ音楽です。現在でもバレエの世界に以外にも広く愛されている楽曲です。
14~17分ほどの演奏時間中(原曲は17分と言われています)、最初から最後まで同じリズムを同じテンポで刻むスネアドラムの上で2種類のメロディを繰り返し繰り返し楽器を替えながら演奏するだけ、という単純かつ独特な構成です。
初演終了後、この独特なメロディー構成に驚いた観客女性が「この曲はおかしい」と叫んだそうです。これを聞いたラヴェルさんが「彼女はこの曲をよく理解している」と言ったというエピソードが残されています。
フルートの小さく弱々しい旋律から始まり、最後にはすべての楽器隊が高らかに勇ましくメロディを奏でるという、巨大なクレッシェンド(だんだん強く)で表現されている、ドラマチックな構成と得も言われぬ高揚感で人気の曲です。映画、ドラマ、アニメ、バラエティ番組、CM、フィギュアスケートなどさまざまな場面で多く使用されています。
1995年から開催されている、年末カウントダウンの東急ジルベスターコンサート。今年は1995年、1999年、2004年、2011年にも演奏されたボレロです。
このボレロを使用したもので有名なことといえば、1984年冬季サラエボオリンピックのフリー演技にて、イギリス代表のジェーン・トーヴィルさんとクリストファーディーンさんのペアによる伝説のアイスダンスで使用されたことで有名です。トービルさんとディーンさんのペアが魅せた華麗で流れるような演技は、ジャッジ全員が芸術点に6.0の満点をつけたという、まさに「芸術作品」そのものでした。
さて、もうすぐ多くの出来事が書かれた2015年のページが閉じられようとしており、真っ白な2016年のページが開かれようとしています。
また、一秒一秒を積み重ねて行くことになります。
「はじめまして」
この1秒ほどの言葉に、一生のときめきを感じることがある。
「ありがとう」
この1秒ほどの言葉に、人のやさしさを知ることがある。
「がんばって」
この1秒ほどの言葉に、勇氣がよみがえってくることがある。
「おめでとう」
この1秒ほどの言葉に、幸せにあふれることがある。
「ごめんなさい」
この1秒ほどの言葉に、人の弱さを見ることがある。
「さようなら」
この1秒ほどの言葉が、一生の別れになるときがある。
1秒に喜び、1秒に泣く。一所懸命、1秒。
小泉吉宏さん(マンガ家)
どんなことでも、この一年、私たちは成長したことだと思います。
いろいろなことが出来るようになり、いろいろな出会いがあり、いろいろな別れもあり。
時には、立ち止まったり、後戻りしたりしたこともあったと思います。
でも、その中で心も身体も大きくなりました。
でも、日々の中で「一秒の言葉」をどのくらい伝え、周りの人とつながることが出来ましたか?
一秒、一秒をどれだけ大事にして、一所懸命生きていましたか?
「一秒の言葉」に込める気持ち、「一つの言葉」に込められた意味・・・そして「一瞬を生きている意味」。
来年もいろんなことがあると思いますが、すべての出来事に感謝し、一つを大事にして生きていきましょう。
今年も、多くの方にこのブログに訪問をいただき、誠にありがとうございます。良い年をお迎えください。