右バッターと左バッターの違いはありますが、イチロー選手の全盛期でのバッターボックスから一塁ベースまでの到達時間は約3.5秒だったと言われています。
プロ野球のスカウトが基準としていると言われているタイムが4.2秒。
単純計算しますと、プロ野球選手の場合はベース一周が17秒くらいが基準あたりなのでしょうね。
ということはベースを回る際のふくらみを考慮してイチロー選手の場合は14秒半ばくらいと想定すると、やっぱり速い部類に入るのでしょう。
ちなみに元タイガースの赤星憲広さんは15秒くらいだったとか。なお、ジャイアンツの藤村大介選手は大学時代のベーラン一周がなんと13秒台だったそうです。これはもう異次元の世界です。
そこで、中学生の実力は如何に?ですが。
ネットで検索したところ、面白い記録が見つかりました。ボーイズリーグと思われる「東日本ベースランニング大会記録表」です。
これによると、トップ10のタイムは
14.18秒
14.56秒
14.59秒
14.60秒
14.62秒
14.62秒
14.67秒
14.72秒
14.74秒
14.74秒
という驚異の世界です。トップの子なんかはベーラン(足の速さ)だけでしたら、すぐにでもプロ野球で商売できます。
逆に参加者(165人)の中で遅い方の5人のタイムは
18.19秒
18.31秒
18.51秒
18.53秒
19.35秒
というものです。
さて、先日、ちょっと練習の合間に全員のベーラインタイム測定会を実施しました。
はい、ということで、ベーランの重要な要因は何と言っても走力ですよね。
しかし、走るのは直線だけではありませんので、走塁技術や走塁ルートも影響します。
膨らみ幅、膨らみ地点が大きくなればなるほど遅くなってしまいますので、出来る限り膨らみを小さくし、膨らみ地点はスタートから早めにとることがポイントですよね。