もうすぐ(とは言ってもまだ先ですが)、選抜高校野球が始まります。
この時に「雪国のハンディ」、「雪国のコンプレックス」などのコメント、解説を耳にすることがあります。公立校ははともかく、私立の高校野球チームでは立派な室内練習場もありますので、一概には言えなくなって来ていると考えます。
長野県でも積雪の多い地域の学校では4月頃までグラウンドが使えません。この大雪でその気持ちが少しは判るようになりました。
本当は土の上で練習が出来るのが一番良いのは判っています。でも、出来ないものは仕方がありません。
ランニングにしても、キャッチボールにしても・・・
でも、雪の上での練習を見ていて思えたこと。土の上での練習とは違った面が見えてきます。
例えば雪の上でのランニングでバランスの悪い子が居たりします。もちろん足場が悪いというのもあるでしょうけど、それだけではなさそうです。
下半身の安定感、地面(雪面)をしっかりと踏みしめ・蹴る、体幹バランスなど。
普段の整地された地面とは、違った筋肉を強化することができ、走りにくい地面を走ることで精神面も強化できそうです。
最近、単に平地を走るだけではなくて、起伏のあるような場所、いわゆるクロスカントリーコースを走ることをトレーニングに取り入れているのを聴いたりします。やっぱり、狙いは普段使わない筋肉や足裏の神経を刺激するとともに、ボディバランスを鍛えることだそうです。
また、雪国のチームでは雪上ノックも取り入れているらしいです。不規則なバウンド、安定しない足元からボールを引き付けて捕球し、踏ん張って送球するという基礎を徹底的に鍛えているそうです。
まさしく発想の転換ですよね(でも、ボールが転がって行かない)。
さらに雪の上でのトレーニングは、いつもよりも負荷があることでしょう。練習後の様子から、今までとは負荷のかけ方が違い、さらに筋肉痛の様子から使っていない筋肉を使っている感じです。
雪かきもそこそこで良いのかも知れません。