ニュースで取り上げられ、Twitter上でも「社会体育って何?」という話が出ました。
以前の新聞記事(信濃毎日新聞)に社会体育について、こう掲載されていました。
「平日に行う部活動とその延長で冬場や祝祭日、夜間などに活動する「社会体育」からなっている。社会体育は、保護者らで作る組織が運営して支え、練習時間が制限される部活動を補う県独自の仕組みだ」
つまり、社会体育とは学校の部活動とは別の地域活動のことなのです。
特に何か組織化されたものではありません。
野球で例えると中学校で組織化された中学校体育連盟(中体連)の元で活動するのが部活動。軟式野球連盟(軟連)主催の大会に参加しているのが、社会体育(クラブ)活動になります。軟連にはチーム登録をして、参加費を支払って大会に参加します。
部活動は学校の活動ですから、運営は学校主体。社会体育は地域での活動ですから運営は保護者主体となります。
基本的には部活動と同じメンバー構成、同じ活動内容(やることが一緒なので)になることは致し方ないと考えます。
ちなみにK陵中(中学校)、K陵クラブ(社会体育)は部活動が主体です。
メンバー構成は、以前は「部活動に参加するが社会体育活動には参加しない」または「社会体育活動には参加するが部活動には参加しない」という子も以前にはいましたが、今年度は一人もいません。
また、社会体育活動における指導者は部活動と同じ構成としています。
平日の社会体育活動は基本的に行っていません。10月~12月に部活動後に1時間くらい、長くても18時30分まで、11月中旬からは18時までです。
休日の基本は午前中。練習試合の遠征で夕方になってしまう場合もたまにはありますが。
学校のテストが近づけば休み。天気が悪く、グラウンドが使えなければ休み。子どもたちの体調を見て練習が休みになることもあります。
ここの活動だけを見れば、問題になるような活動なんてものはありません。
むしろ、他に比べて活動時間が短くて不安にあることもありましたが、これでもそれなりに結果を残しているのですからね。
練習試合や大会などで他の活動を聴きますと、はるかに長い練習時間のところもあります。
時間外の朝練、時間外の夜練、土日、祝祭日の一日練習。それって、その活動の方針に従って、子どもたちも保護者も肯定しているからでしょう。
もし、これが問題であれば、内部からその学校へ対して見直しの声が上がるはずですし、是正されるべきですが、そういうところは部活動よりも社会体育活動が主体のところが多いこともあります。
問題の本質はどこにあるのかを正しく見極めなければなりません。
一度きりしかない、楽しく明るい学校生活をサポートし、優れた人材養成をするのが目的であるべきですが、その邪魔をして自分たちだけが優越感に浸っているようなことをしてはけないのですよ。