囲碁漂流の記

週末にリアル対局を愉しむアマ有段者が、さまざまな話題を提供します。初二段・上級向け即効上達法あり、懐古趣味の諸事雑観あり

概説・変型中国流

2019年01月27日 | 【カベ突破道場】
トッププロの打碁の巻】

■昨日2019年1月27日例会で、初めて試した「変型中国流」の序盤を紹介します。

■先番 王銘琬 VS 趙治勲

❶1~10 「黒3は左辺の大高目、黒5で小目ジマリ」もあります。その方が、大ぶろしきを広げて打ち込みを誘っている意味があるかもしれません。黒7が「変型」とされるゆえん。普通の中国流で3手目を一路小目側に寄せる「ベトナム流(臨戦中国流)」もあります。「ベトナム」は「少し下」の意味で、「臨」は河野臨九段の発明の意味。



❷11~20



❸21~30



❹31~40 黒37のブツカリが強手。筋悪かと思いますが、場合の手でしょうか? 白から黒石下(2線の所)へのツケを防ぎながら白36の根拠を奪っていると思います。


❺41~50 黒43のサガリで、白は二眼ができそうにありません。黒47の反発から黒49のワリコミ一閃! 


❻51~55まで 黒51黒53のシボリで、スミの手数が伸びています。白ツブレ。どちらかの白は取られます。(その後をちゃんと打てばの話ですが)



いつもの「手作り感漂うの素人芸」でスミマセンです。正月に「今年はオモシロ布石を使って優勝するぞ!」と思い、切り張りやら、マーキングやらで、しこしこ作ってみました。暇人です。皆様も並べて、実戦で試し、その結果をコメントしていただけると、とってもうれしいです。

なお、この棋譜もわたくしが解説することなどできません。メイエンとチクンの天才バトルですから。


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