【古今東西 さあ お立ち合い ~ 名君に賢妻あり 賢妻で名君立つ ~ 分かりやすい“サクラ話”を甘くみたツケ ~ “仲良し応援新聞”までも敵に回し 「ブルータス お前もか」の巻】
■モノゴトのそうならなければならぬ義理。
ヒトがどうしても守らねばならぬ正しい道筋。
そういうことを意味するのが道理という言葉である。
古代中国「荀子修身編」のなかに
「その道理をおこなふや勇」とあるところが
その出所のようである。
唐の皇帝「太宗」の皇后「長孫」は
知性が高く、良識も深く、いたく太宗に敬愛された
しかし、慎みを常に忘れず、政治向きのことには
クチバシを入れることが一切なかった
ある日、太宗がただならぬ顔色で政庁から帰られた
皇后がワケを伺ったところ
「実に許しがたい奴。魏徴。上をあなどる罪は憎みても余りある」
と憤っておられる
太宗が、皇女の結婚に豪奢を極めようとしたのに対し
臣下の魏徴は、大いに雄弁を振るい
「先に行われた姉君の婚儀に5万金を使われた。
今回は10万金を使われようとされるのはいかがか。
愛に溺れ、人倫を乱すようなものである」
と直諫した
太宗は、その理には服しながらも
情において抑えがたいものがあったため
憤激の色を浮かべたのであった
それを聞いた皇后は、沈黙のまま退かれた
やがて礼服に改めて現れ、うやうやしくいうには
「つつしんで陛下にお祝いを申し上げます。
魏徴の申した事は誠に道理にかないます。
死を覚悟して諫め奉ったのは得難い忠臣と存じます。
これ皆、陛下の聖徳の致すところ
かくて唐の御代は万々歳でございます」
ここにおいて
太宗もはじめて自分の悪いことを認め
それから魏徴を深く信任されたという
太宗(たいそう) 唐朝の第2代皇帝。唐を建国し、群雄勢力を平定して天下を統一した。優れた政治力を見せ、広い人材登用で官制を整えるなどで唐朝の基盤を確立し、「貞観の治」と呼ばれる太平の世を築いた。文武の徳を備え、中国史上有数の名君の一人と称えられる。
●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○
名君と賢妻(?)のパンチ DE デート ~ それぞれの道理 それぞれの春
▲オシドリ DE 母国離れ
▲オシドリ DE 雲隠れ
▲オシドリ DE やりたい放題
●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○
♪ 春なのに お別れですか ~ 気が付けば右向け右で 逆風論調の嵐 ???
▲元祖バッシングの一翼 М紙
▲「ブルータスお前もか」のY紙
▲おなじみアチャ~ のS紙
2020年2月16日(日)記す