【まだ上手くできませんの巻】
■恥ずかしながら、つい最近まで「整地」がちゃんとできませんでした。1年前から白石勇一プロら何人かの専門棋士やアマ高段者のブログを参考に、自分なりに勉強しました。少しマシになってきたと思います。ネット碁が主流になり、高段者でも苦手な人がいるようです。最後だけでも、手際よく形を整えたいものです。
■2016年11月の名人戦七番勝負第7局、先番・井山裕太名人VS高尾紳路挑戦者で、やってみましょう。コミ6目半。251手完、白2目半勝ちです。
▼終局です。
▼ダメを詰めます。続いて、盤上で死んでいる石を全て取り上げて、必ず「碁笥」に入れます。(碁笥に入れることで「死んでいる石である」との認識が双方が確認できます。セキの石を取り上げたりしてはトラブルになりますよね)
▼半端な石を入れ替えて、整地しやすい形にします。3線、4線の「石の高さがそろう」ようにします。
▼こんな感じです。整地しやすい形ができました。下準備完了です。
▼「小さい所」「中央」を先に埋めてしまいます。
▼10目、20目、30目でまとめ、相手が一目で数が分かるようにします。「半端な形のまま『足し算』をする」のはやめましょう。例えば「28+45+12+4」などはダメです。「10の倍数の地を何カ所かプラス半端な数目」としましょう。あわてないでやりましょう。「黒が先に整地し、終わってから白が整地する」というのも「大人のやり方」です。
黒は右下30目+右上隅20目+右辺4目=54目
白は左上30目+中央20目=50目
盤面では黒4目勝ち。半端な4目を作ったら、一目で分かります。
コミ6目半ですから、白2目半勝ちとなりました。
………………………………………………………………………………
▼「よい形」を作ってみました。
・スミは数えやすいので、中央を先に埋めていくと、上手くいきます。
・真ん中に2子を入れて「10目」とすると「2子の色」で黒地か白地が分かります。
・大半の石で囲むようにしないと、どっちだったかでモメる可能性もあります。境界を崩さないよう注意しながら影響のない石同士を入れ変えましょう。
▼「わるい形」です。
・「数えにくい」のはいけません。
・「どっちの地か分からない」のは、もっといけません。
・「こっちは白、あっちは黒、などと口頭で確認しながら整地している風景を見る」こともありますが、どうでしょうか。整地が終わってから「あー、どっちの地だったかあ」よりはマシですが。
・わたしは棋譜並べを終局までやった後、整地して数える練習をしました。でも、まだ上手くできません。実際の対局でも、全体を見渡して、構想を固めてから、ゆっくり始めるようにする余裕を持ちたいものです。
・ちなみに、最後まで打ったら、必ず整地します。
・最後まで打って「こっちとこっちが同じぐらいだから……」などと言っている人が時々いますが、並べて数えればすぐ分かることです。カッコ悪いです。
・「黒何目、白何目、盤面何目、コミがあるので何目勝ち(負け)」とはっきりさせるのが上達の第一歩です。いつもいつも「投げない」「数えない」は、所作に問題があると思います。
■恥ずかしながら、つい最近まで「整地」がちゃんとできませんでした。1年前から白石勇一プロら何人かの専門棋士やアマ高段者のブログを参考に、自分なりに勉強しました。少しマシになってきたと思います。ネット碁が主流になり、高段者でも苦手な人がいるようです。最後だけでも、手際よく形を整えたいものです。
■2016年11月の名人戦七番勝負第7局、先番・井山裕太名人VS高尾紳路挑戦者で、やってみましょう。コミ6目半。251手完、白2目半勝ちです。
▼終局です。
▼ダメを詰めます。続いて、盤上で死んでいる石を全て取り上げて、必ず「碁笥」に入れます。(碁笥に入れることで「死んでいる石である」との認識が双方が確認できます。セキの石を取り上げたりしてはトラブルになりますよね)
▼半端な石を入れ替えて、整地しやすい形にします。3線、4線の「石の高さがそろう」ようにします。
▼こんな感じです。整地しやすい形ができました。下準備完了です。
▼「小さい所」「中央」を先に埋めてしまいます。
▼10目、20目、30目でまとめ、相手が一目で数が分かるようにします。「半端な形のまま『足し算』をする」のはやめましょう。例えば「28+45+12+4」などはダメです。「10の倍数の地を何カ所かプラス半端な数目」としましょう。あわてないでやりましょう。「黒が先に整地し、終わってから白が整地する」というのも「大人のやり方」です。
黒は右下30目+右上隅20目+右辺4目=54目
白は左上30目+中央20目=50目
盤面では黒4目勝ち。半端な4目を作ったら、一目で分かります。
コミ6目半ですから、白2目半勝ちとなりました。
………………………………………………………………………………
▼「よい形」を作ってみました。
・スミは数えやすいので、中央を先に埋めていくと、上手くいきます。
・真ん中に2子を入れて「10目」とすると「2子の色」で黒地か白地が分かります。
・大半の石で囲むようにしないと、どっちだったかでモメる可能性もあります。境界を崩さないよう注意しながら影響のない石同士を入れ変えましょう。
▼「わるい形」です。
・「数えにくい」のはいけません。
・「どっちの地か分からない」のは、もっといけません。
・「こっちは白、あっちは黒、などと口頭で確認しながら整地している風景を見る」こともありますが、どうでしょうか。整地が終わってから「あー、どっちの地だったかあ」よりはマシですが。
・わたしは棋譜並べを終局までやった後、整地して数える練習をしました。でも、まだ上手くできません。実際の対局でも、全体を見渡して、構想を固めてから、ゆっくり始めるようにする余裕を持ちたいものです。
・ちなみに、最後まで打ったら、必ず整地します。
・最後まで打って「こっちとこっちが同じぐらいだから……」などと言っている人が時々いますが、並べて数えればすぐ分かることです。カッコ悪いです。
・「黒何目、白何目、盤面何目、コミがあるので何目勝ち(負け)」とはっきりさせるのが上達の第一歩です。いつもいつも「投げない」「数えない」は、所作に問題があると思います。