【旬であっても旬でなくても ~ ニンゲンとウナギのアツイカンケイ】
熱波や大雨が繰り返して
ことしはミョーな夏ですね
ビタミン豊富なウナギを食べて
おうち生活のウツウツを吹っ飛ばし
亜熱帯・大坂を乗り切りましょう
江戸時代はゲン担ぎから
土用の丑の日に「う」のつくものを食べると
病気をしないという言い伝えがあったようです
梅干し、うどん、牛肉(うし)、瓜など
でもいまは、やっぱりウナギかな
やっぱ、そんなイメージが強いです
わたしの四十年来の愛読書
「図解早わかり つり魚料理」(昭和54年、西東社発行)によれば
ウナギの旬は「6~9月」となっています
アジやカツオもいいですよね
でも、
ウナギの旬は晩秋から初冬という説もあります
魚は基本、水温が低いと脂がのるので旨いというワケ
水温が高いと、ニンゲンもサカナもくたびれる?
お江戸で「夏はウナギ」となったのは
エレキテル(静電気発生装置)の発明者・平賀源内が
暑い時期に売上が伸びないというウナギ店から相談を受けて
「本日丑の日」と張り紙をするよう助言したからだそうです
その店が大繁盛し、下町一帯の同業者も真似たことで
この風習が現代まで続くようになったとか
バレンタインデーや母の日といっしょなんですよね
いまもむかしも広告宣伝のチカラ、恐るべし
我が家は一昨日、一足早くいただきました
まんぷく、まんぞく
さあ、これからだ!
◇
新しい酒は新しい革袋に盛れ(新約聖書マタイ伝・九)
趣味の碁会に入って6年
副会長1年、会長1年余り
そして先ほど会則を改正し
「代表世話人」になった
長年慣れ親しんだ会則も慣習も
良い点は続け、悪い点は改める
この半年でじっくり変えていこう
〝世話人のひとり〟として
わたしができることを
できる範囲で
しっかりとやっていこう
なにより
自分の愉しみも犠牲にせず
ちゃんと愉しんでいこう
▲ウナギの蒲焼は、上方(かみがた)で始まった。天明年間(1781~89)ごろに、江戸っ子の口に入るようになり、「深川の鰻」が名産となった。むかしはウナギを開かないで、口から串を刺して焼いていた。関西では腹から開き、関東では背から開くなど、調理法もそれぞれである。