【半袖の季節は、碁とバイクが良く似合う の巻】
三月不知肉味
3カ月の間
肉を食べても
その味が分からなかった、
つまり
一つのことに夢中になって
他の一切を忘れてしまうこと
を言う。
孔子は
斉の国に滞在した際
古代の聖天子・舜(しゅん)
を讃えた韶(しょう)の音楽を聴いた。
それからというもの3カ月間
肉の味さえ分からぬほどに心酔し
「音楽が
これほど素晴らしいものとは
思いもよらなかった」
と、たびたび述懐したという。
◇
緊急事態宣言はいつ解除するのか
五月雨式にたびたび延長するのか
喧々諤々か侃々諤々かは知らぬが
会議は踊る、されど進まず。
わたしが楽しみとしてきた
大小二つの碁会も休会1カ月程度では
とても収まらぬ情勢である。
相手がなければないで
ひとり盤に向かうよりほかなし、か。
いにしえの名人の譜
最新のAIの譜
一局並べては
思いをはせる。
碁の愉しみ方も好き好きであり
これはこれでまた一興。
学ぶことぐらいしか愉しみもなし。
独り遊びもそう捨てたもんでもない。
未明にごちゃごちゃやっている。
五月雨 「さみだれ」と読み、梅雨時に続く小雨のこと。五月雨の5月は陰暦であって、これは現在の6月にあたる。「五月雨式」とは、梅雨時に途切れながらも続く長雨のように、物事が断続的に行われることを意味する。つまり、一つの案件について一度で済ませるのではなく、小分けにして何回も行う状態のこと。