【暗く寒くなる前に、碁会も早出早仕舞いで参りましょう】
今日の未明には
九州で大きな地震
大坂ではまた積雪
日本のどこかで
何事かが起きる昨今です
換気義務のため
寒い碁会場での例会も
1月末まで残り2回
店仕舞いを早めて
薄暗くなる前に
家路に向かいましょう
なんといっても
健康一番、
延命二番、
三、四がなくて、
碁は五番(?)
◇
昨年5月、囲碁サロン心斎橋が
コロナ影響により閉店しました
大阪市内中心部の好立地のため
若い碁友のたまり場になっていました
4、5年前の年の瀬のはなし
わたしは四段、若者は二段
最後の最後までもつれた碁は
終盤の難所に差し掛かったと
思っていました
店はまもなく閉店
という時間でした
指導碁で来店していた倉橋正行九段が
私たちのヘボ碁をじっと見ています
〝囲碁界のキムタク〟イケメン棋士です
彼は「(勝敗を)わたしが判定しましょうか」
おずおずと、切り出しました
奥さんが店番をやっていたこともあり
時間通りに「閉店」できるように
碁を終わらせようという〝魂胆〟です
黒の陣地、白の陣地を一つ一つ数えて
「黒が少し形勢が良いので
〝黒勝ち〟でどうでしょうか」
と言います
2子局で数目ほど黒リードと
わたしもみていました
「では、黒の勝ちということで
構いません、投了します」
◇
翻って
わが地域同好会では
午後4時を大きく回って
20目差とか30目差とか
しかも逆転は1㍉もありえない
大勢を決した碁、終わっている碁を
延々と打っている風景が
いつもみられます
こうしたときは
高段者(五段以上)が勝敗判定し
早めに完全撤収してもらうのも
アリではないか、と思います
きょうの碁会では、そういうことも
やってみようと思っています
これもまた〝高段の義務〟
そして
〝健康一番、碁は五番〟
と、思うからです