囲碁漂流の記

週末にリアル対局を愉しむアマ有段者が、さまざまな話題を提供します。初二段・上級向け即効上達法あり、懐古趣味の諸事雑観あり

〝店仕舞い〟の流儀

2022年01月22日 | ●○●○雑観の森

 

 

【暗く寒くなる前に、碁会も早出早仕舞いで参りましょう】

 


今日の未明には

九州で大きな地震

大坂ではまた積雪

日本のどこかで

何事かが起きる昨今です

 

換気義務のため

寒い碁会場での例会も

1月末まで残り2回

店仕舞いを早めて

薄暗くなる前に

家路に向かいましょう

 

なんといっても

健康一番、

延命二番、

三、四がなくて、

碁は五番(?)

 


     ◇

 


昨年5月、囲碁サロン心斎橋

コロナ影響により閉店しました

大阪市内中心部の好立地のため

若い碁友のたまり場になっていました

 

4、5年前の年の瀬のはなし

 

わたしは四段、若者は二段

最後の最後までもつれた碁は

終盤の難所に差し掛かったと

思っていました

 

店はまもなく閉店

という時間でした

指導碁で来店していた倉橋正行九段が

私たちのヘボ碁をじっと見ています

〝囲碁界のキムタク〟イケメン棋士です

 

彼は「(勝敗を)わたしが判定しましょうか」

おずおずと、切り出しました

奥さんが店番をやっていたこともあり

時間通りに「閉店」できるように

碁を終わらせようという〝魂胆〟です

 

黒の陣地、白の陣地を一つ一つ数えて

「黒が少し形勢が良いので

〝黒勝ち〟でどうでしょうか」

と言います

 

2子局で数目ほど黒リードと

わたしもみていました

「では、黒の勝ちということで

構いません、投了します」

 


     ◇

 


翻って

わが地域同好会では

午後4時を大きく回って

20目差とか30目差とか

しかも逆転は1㍉もありえない

大勢を決した碁、終わっている碁

延々と打っている風景が

いつもみられます

 

こうしたときは

高段者(五段以上)が勝敗判定

早めに完全撤収してもらうのも

アリではないか、と思います

 

きょうの碁会では、そういうことも

やってみようと思っています

これもまた〝高段の義務〟

そして

〝健康一番、碁は五番〟

と、思うからです

 

 

 

 



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