囲碁漂流の記

週末にリアル対局を愉しむアマ有段者が、さまざまな話題を提供します。初二段・上級向け即効上達法あり、懐古趣味の諸事雑観あり

詭弁でいこう

2020年02月15日 | ●○●○雑観の森


詭弁
① 間違っていることを、正しいと思わせるようにしむけた議論。道理にあわない弁論
人をあざむくため故意に行われる、虚偽の推論


狂言
① 日本の伝統芸能の一。猿楽の滑稽・卑俗な部分を劇化した芸能。
② 歌舞伎の演目。歌舞伎狂言。 
人をあざむくために仕組むたくらみ。お芝居
道理にはずれた言葉や行為。たわごと
⑤ ふざけて面白おかしく言うこと。また、その言葉や動作

 

三省堂「大辞林」より

 

 


ついに「詭弁」とまで言われちゃいました ~ 今週も非生産的な国会でありましたの巻】

 

■「狂言」は「詭弁」よりも、計画性があり、毒性も強い。

前者は攻めに、後者は守りに、軸足を置くとみえる。

だが、本質は同一線上にあると考えてよかろう。

嘘は嘘を重ねざるを得ず、クセになり、エスカレートする、としたものだ

さて、議論はさらに深みにはまるやら、はまらずにしぼむやら。

権力維持の謀り事とは、凡百のあずかり知らぬところか。

 

 

 

戦国時代(非常事態)らしい話をお一つどうぞ

戦場に生き戦場に死んだ者の非情なる巧智とはーー

 

ある時
織田信長が毎夜、密かに外に出るので
奥方(濃姫)がこれを怪しんで
「一体、何をなさるのか」
と尋ねた

すると信長は
「女の知ったことではないから、黙っていろ」
と言った

けれど奥方がしきりに問うて止まない
そこで信長は声を潜めて
「お前の父君(斎藤秀龍<道三>)の家臣某々2名が
内通することになった
そうして、いよいよ打って出る時は
烽火(のろし)を上げて合図をするはずなので
このように毎晩出てみるのだ」
と言った

これを聞いた奥方は大いに驚いて
“父の一大事、一刻も猶予することはできない”
と考えたので、密かにこの由を秀龍に知らせた

そこで秀龍は、ただちに某々2名を斬ってしまった
そのため斎藤氏の勢力は、にわかに衰えたという

ところが、これはあらかじめ信長が
某々2名の驍将を除こう、と
謀ってやった「狂言」だったのである

 

 

2020年2月15日(土)記す



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