【カーリング精神に通底するもの
~ 大阪辺境の地域碁会の場合】
むかし むかし
「もっと広い会場を!」
との掛け声よろしく
三十年前に発足したのが
大阪府高槻市北部地域を
地盤とする〝百人碁会〟
ただし、
コロナ直撃のため
ちかごろ改め
〝三十数人碁会〟
のようである
疫病に屈することなく
破綻させてはなるまい
と世話人の拙者が掲げる
碁会の理想像とは何か?
といえば――
「親睦」そして「棋力と品格」
を重んじる碁キチたちの集まりであり
安くて近くて出入り自由が売り物である
要するに、地域の桃源郷である
つい先ごろまで
大人数がひしめいていたため
対局相手に事欠かず
ワイワイ、ガヤガヤ
常に活況を呈していた
◇
入会5年半の拙者が
代表世話人を仰せつかり
1年が経とうとしている
以下、中間総括的に在り様を
備忘録として記しておきたい
親睦に偏することになれば
〝飲みサー〟のごとく
お遊びを優先するがあまり
堕落していき、魅力を失う
競技性に偏することになれば
ギスギスして交流精神が失われ
「同じ趣味のよしみ」の集い
とは、かけ離れてゆくばかり
その真ん中あたりにこそ
身近で手軽で参加しやすい
地域同好会のあるべき姿が
存在する、と思うのである
残り任期はあと1年、
自分の対局だけは
ちょいと横に置いておき
世話人の責務をそこそこに
果たしてゆく覚悟である
▲マリリンの熱意が昇華した北国の奇跡、ロコ・ソラーレの輝き
清しい武士道精神を内外に発信する〝アイドルグループ〟である
▲こちら、わたしのマリリン ーー 甘えん坊名人・暴れん坊将軍ある
▲コロナ対応のため別団体をこしらえて〝研究会場〟としてきた和室
役員会、打ち合わせ、指導碁、一般対局、この1年さまざまに使ってきた
南と西に窓があって陽当たり満点で、冬季は暖かくて居心地よろし
いつも季節の庭も眺められ、対局環境としては上々なのである
狭いのが唯一の難点で、足腰保護対策もさらに充実させねばならないが
将来は、桃源郷の主会場として位置付けてはどうか、と夢想している