【当ブログを短歌で料理 ~ 恐悦至極に御座います の巻】
■わたしの投稿にコメントをくださっていた
先輩ブロガー「神鳴り2」(kaminaribiko2)さんが
ご自身のブログで“書評”を展開しておられたことが分かりました。
「四股名が面白い」といわれ、
しかも創作短歌で取り上げてくださる念の入れよう。
深謝し、御歌を紹介させていただきます。
①大正の御代までありし面白き女相撲は四股名が渋い
②「としの甲」年の功ではあらざれば甲羅を持てる年寄り力士
③「乳ヶ張」力士は授乳中なのか艶めかしきは「乳」と「張る」の字
④「玉の輿」比喩としてある「玉の輿」ならずおそらく玉腰ならむ
⑤「姥ヶ里」姥と呼ばれるほどの歳食ひし力士か痛々しかり
⑥「腹やぐら」やぐらのやうな腹を持つ中年太りの女なりけむ
⑦「かひヶ里」漢字で書けば「貝ヶ里」あるひは「痒(か)ひヶ里」か解(かい)せず
⑧「色気島」色気あふれるストリップ踊り子のごとき女力士か
⑨「美人草」美人であれば相撲など取らずにさつさと嫁にいかれよ
⑩「姉ヶ淵」妹淵もゐたのかと質問したき四股名と思ふ
◇
■一点のみコメント。⑧色気島 ⑨美人草について
実は前回投稿で思うところあって割愛してしまいましたが、
参考にした“お江戸風俗雑記本”によると、
女力士の前職は「妾や夜鷹が多かった」などとあります。
さらに文献が見つかったとして、想像力をたくましくすれば、
「或る女の豪快人生物語」のようなものが書けそうです。どすこい。
落書昨今
かつては神事、いまは国技
ただし法令に基づかない国技
猛威インフルには敵わず
大坂場所に赤信号灯る――か