囲碁漂流の記

週末にリアル対局を愉しむアマ有段者が、さまざまな話題を提供します。初二段・上級向け即効上達法あり、懐古趣味の諸事雑観あり

初段になれない人/番外

2022年03月29日 | 【カベ突破道場】

 

【初段の心得「品格・格調・礼節」

 これだけは守りたい 三つのこと】

 

 

シリーズもなかば

このあたりで

コーヒータイム

といたしましょう

 

 

▲軽く会釈する

碁盤の前に座ったら、まず「お願いします」と一礼します

白番・黒番が決まれば、もう一度、軽く会釈して打ち始めましょう

終了後、続けて打たなければ、碁笥を碁盤の上にそっと戻し、一礼します

 

▲石を持たずに考える

考えがまとまったら、初めて石を取りましょう

「石を持ったまま、考える」

「碁笥に手を入れたまま、考える」

のは止めましょう

ポカや反則は、この悪習から起きるのです

地域同好会では、有段者にも少なからず見られる光景です

アマの碁とは、案外忙しいものです

石をもてあそんだり、ガチャガチャ混ぜたりするのは

「相手の思考の妨げになる」と自覚したいものです

今のうちに直しておきましょう

 

▲数えてみる

大差の碁でも、何目差であれ

最後まで打ったら

きちんと数えてみましょう

ここまで打ってから投了するのは、礼を失しています

「ダメ詰め」「手入れ」「正しい整地」も、上手くなりましょう

「石の持ち方、打ち方」も、普段から練習しましょう

こうしたこともまた「初段の心得」の範疇です

やり方が分からねば、対局後に有段者に尋ねましょう

 

      ◇

 

「囲碁四千年」といわれます

永く続いたのは面白いだけでなく

品位・格調・礼節を重んじ大切にしたから

といわれます

 

サイコロや双六とは

一線を画します

 

いかに碁が強くとも

対局後にイヤな思いがするヒトもいれば

またご教示願いたいようなヒトもいます

あなたは、どちらですか?

 

楽しかるべき趣味が

味気ないものになるほど

悲しいことはありません

 

自らを律するほかありません

 

 

 



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