【初段の心得「品格・格調・礼節」
これだけは守りたい 三つのこと】
シリーズもなかば
このあたりで
コーヒータイム
といたしましょう
▲軽く会釈する
碁盤の前に座ったら、まず「お願いします」と一礼します
白番・黒番が決まれば、もう一度、軽く会釈して打ち始めましょう
終了後、続けて打たなければ、碁笥を碁盤の上にそっと戻し、一礼します
▲石を持たずに考える
考えがまとまったら、初めて石を取りましょう
「石を持ったまま、考える」
「碁笥に手を入れたまま、考える」
のは止めましょう
ポカや反則は、この悪習から起きるのです
地域同好会では、有段者にも少なからず見られる光景です
アマの碁とは、案外忙しいものです
石をもてあそんだり、ガチャガチャ混ぜたりするのは
「相手の思考の妨げになる」と自覚したいものです
今のうちに直しておきましょう
▲数えてみる
大差の碁でも、何目差であれ
最後まで打ったら
きちんと数えてみましょう
ここまで打ってから投了するのは、礼を失しています
「ダメ詰め」「手入れ」「正しい整地」も、上手くなりましょう
「石の持ち方、打ち方」も、普段から練習しましょう
こうしたこともまた「初段の心得」の範疇です
やり方が分からねば、対局後に有段者に尋ねましょう
◇
「囲碁四千年」といわれます
永く続いたのは面白いだけでなく
品位・格調・礼節を重んじ大切にしたから
といわれます
サイコロや双六とは
一線を画します
いかに碁が強くとも
対局後にイヤな思いがするヒトもいれば
またご教示願いたいようなヒトもいます
あなたは、どちらですか?
楽しかるべき趣味が
味気ないものになるほど
悲しいことはありません
自らを律するほかありません