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囲碁漂流の記

週末にリアル対局を愉しむアマ有段者が、さまざまな話題を提供します。初二段・上級向け即効上達法あり、懐古趣味の諸事雑観あり

負けていない/2021年11月27日(続報)

2021年11月28日 | 本拠地同好会記録

 

【段位認定の「上げ底」続く

 アマ碁会はウルトラバブルでも

 いいじゃないの、楽しければ

 いくつになってもチャレンジさ】

 

 

11 月27日(土)の同好会例会で

某六段に声を掛けていただき

有難く お手合わせ願った

今年度は2度目となる

わたしが「先番」で

コミのない碁である

 

先輩は「中央指向の碁」なので

わたしは地を稼ぎまくる

相手が大きな模様を張るが

完成する直前で単騎突入する

読めていないし見通しがないが

直覚を支えと信じて

トビツケから味を付ける

 

振り替わりがアチコチで起きて

最後は大石同士の攻め合いの末

ウッテガエシの筋でタネ石が抜け

わたしの中押し勝ちとなった

 

またも

運だけで

勝たせていただいた

 

 

       ◇

 

 

代表世話人を仰せつかってから

こまごまやるべきことが浮かび

今春から対局数は激減している

参考記録としてメモしているが

見ると、全対局で勝ち、負けはゼロ

 

ここまで8戦しかしていない

が、それだけに、柄にもなく

一局一局をていねいに打っている

しくじりがあっても焦ることなく

我慢するうちにチャンスがやってくる

そして、終局でわずかに残る

あるいは相手が投げる(途中で負けを認める)

 

まるで、

冥府魔道の相撲道をまい進する

奇跡の復活を果たした横綱のノリ

といえば、おこがましいが

頭のスミに確かに

勇気を宿らせてくれる

 

昨年度は18戦13勝5敗

勝率は7割2分2厘

貯金八つで五段になった

まずまずである

今年度はここまで8戦全勝

勝率10割である

 

強くなったかどうか確信がないが

楽観して手拍子でヘマをしたり

部分にこだわってリードを許したり

勝手読みで読み落としがあったり

といった悪いクセが影を潜めた

 

わたしは

地域碁会では五段

まちの囲碁サロンでは四段

アマ大会では三段

という具合に使い分けている

 

地域碁会は認定が甘いというが

いまはどこも「上げ底」である

だいたい勝率6割か7割

日本棋院五段免状のTさんとは

5戦して四つ勝ってしまい

最後は気持ちが入らず負けたが

以来 疎遠になってしまった

 

 

       ◇

 

 

毎朝、とまではいかないが

コツコツと専門家の碁を

頭を空っぽにし並べているうちに

打つべき着点がパッと浮かぶ

ようになった(ような気がする)

 

続ける

慎重に打つ

この二つにより

弱点だった強引さや勝手読みが

影をひそめるようになった(気がする)

 

継続はチカラなり

 

凡人でも、やれば、

そこそこ、できる

 

やればできるは魔法の合言葉

 

ふた昔まえに住んだ松山市内で

甲子園初出場初優勝を果たした

私立高校の有名なことばである

 

名監督(故人)の笑顔と

おだやかな話しぶり

独創的な野球哲学

冬のグラウンドの様子が

脳裏によみがえってきた

 

 

 

上甲正典(じょうこう・まさのり、1947~2014年) 二つの愛媛県立高校を「甲子園初出場初優勝」に導いた高校野球指導者。春夏17回出場で、優勝2回、準優勝2回。通算25勝15敗。母校の愛媛県立宇和島東高の監督時代、1987年の夏の甲子園(選手権)に初出場。翌88年春の甲子園(センバツ)には初出場初優勝に導く。97年から3年連続で夏の甲子園出場を果たしたが、妻(享年52)を亡くし、失意のまま辞任。しかし、その後に「監督の夫の顔が一番好き」「夫から野球を取ったら何が残る」などの生前の妻の言葉を知り、復帰を決意。済美高で初代監督に就任し、創部3年目でセンバツ初出場初優勝を果たし、ハートフルな熱い指導力が絶賛された。「上甲スマイル」は高校野球ファンの間では有名。2014年、胆道がんのため死去。67歳。

 

 

 

 

 

▲AI世代の碁は並べても面白い

バトルの連続で息苦しい展開ながら

最後は半目勝負というところが

若手一流プロのイマドキの碁である

 

 



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