囲碁漂流の記

週末にリアル対局を愉しむアマ有段者が、さまざまな話題を提供します。初二段・上級向け即効上達法あり、懐古趣味の諸事雑観あり

20年6月6日 本拠地碁会

2020年06月06日 | 本拠地同好会記録

 

3カ月ぶり、本拠地碁会が再開した日 ~ の巻】

 


囲碁は黙って打つもの、と決まっている。

口の代わりに、一手一手が語っている。

「手談」という別名はここからきている。

 


6日再開した碁会は、疫病騒ぎのため3カ月ぶり。

会員100人を四分割して、人数を絞って開かれた。

長机2台を平行に並べて対局者同士の距離を置き、

マスクをして極力会話をせず――という予防策。

 


今年度は「会の世話役」の一人になったわたしは

最初の班で打つ予定を変更し、数合わせのため別の班に回った。

この日は、会場設営を手伝い、碁を打たずに帰宅するつもりが

上限としている「20人枠」に余裕があったことから、

会長から「打ってはどうか」といわれて三局打ち、

最後の後片付けまで会場にいた。

 


大仰にいえば歴史的な例会となった再開後最初の碁会は、

まずは無難な再出発でだった。

が、しかしこの道のりは長そうである。

 


再会を喜ぶ碁友らを見て思うことは

勝負、勝負に過度に固執することなく

このひとときを慈しみ、堪能してほしい

ということである。

色気のある一手、一手を期待したい。

 

         ◆

 

この日は、格上のⅯ五段とI十段格に打ってもらい、

三つ全て勝たせてもらった。

 

▼白が考慮中の中盤

五段同士だが、持ち点が2点低いわたしが黒番でコミ4目半

地合いは白がよさそうだが、左辺の折衝で黒がポイントを挙げて、

中央がまとまれば黒も悪くないと思っていた

▼これも白が考慮中

この後、下辺から中央に掛けての白4子を千切ったが

手を抜いていた上辺でポイントを挙げられ、細碁に

なったが、黒がからくも逃げきり

▼たっぷりの距離を取って、ゆっくり打てた



最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。