囲碁漂流の記

週末にリアル対局を愉しむアマ有段者が、さまざまな話題を提供します。初二段・上級向け即効上達法あり、懐古趣味の諸事雑観あり

ヘボはヘボの心持ちが分かる

2023年04月10日 | ●○●○雑観の森

 

【5級は初段へ、初段は三段へ ~ 晩学万年級位の悩めるあなたに ~ 】

 

「六段」となっているわたしだが

これは地域同好会限定のはなしである

街の碁会所では「四段あるいは五段」と申告し

アマ大会には「三段あるいは四段」で出場してきた

それで、分からないなり、

それなり、そこそこ勝つものだから

あまり強くないが、そう弱くもない

 

わたしが大事にしてきた地域同好会では

級位・初二段の〝お弟子さん〟が数人いて

9子局でも5子局でも、わたしが優位に立つ

正直、もうちょっと頑張ってもらいたい

と、こころひそかに、いや露骨に願っている

 

お弟子さんたちは、手筋を習おうとするが

そんなもの、わたしに教える力はないし

そもそも自分で本を買って勉強すべき分野だと思う

本気で勉強するなら、カネと時を惜しまず

プロ指導教室に通えばよろしかろう

 

わたしはこう思う

 

碁の打ち方は十人十色だから

〝自分なりの正解〟があっても

しかるべしではあるまいか

わたしが申し上げられることは

局面ごとの考え方だったり

打ち回しだったりするから

実にいい加減なものである

 

しかし、

この「いい加減≒良い加減」

感覚的に身に付くか、付かないかが

初二段、三段四段、五段の差なのだ

おそらく「死活があいまい」でも

四段レベルまでは到達する(と思う)

逆に言うと、それ以上はなかろう

 

あなたが二段~3級あたりなら

格段にレベルが違うプロに習うより

わたし如く「いい加減」がよろしい

最近まで初二段、三段だった経験から

ヘボの気持ちはヘボだから分かる

 

だからといって、

私のうんちくを本気に信じてしまい

絶対にヨソで語ってはならない

 

なぜかといえば、

碁の局面は多様かつ無限であり

全く同じ状況が現れることはまずない

とどのつまり、個々の局面において

自分のアタマで考えるより仕方がない

 

AI出現によりかつての常識が破壊されたのは

一体何だったのかをよくよく考えてほしい

部分と全体の連関と最適性は未解明である

碁の神様は気紛れにして神韻縹渺としている

 

だが、これでいいのだ

これだから碁は面白い

 

 

 



最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。