距離感

2016-08-20 07:53:39 | 音楽
5月の発表会の写真を母に渡した。
舞台上で娘がバイオリンを弾いて私がピアノ伴奏しているもの。

母は、私がピアノ伴奏したことをとても喜んで褒めてくれた。
娘の演奏DVDも見て、「ピアノの音が綺麗。上手」と。
もちろん娘のバイオリンも可愛い・上手と褒めてくれたが。
なんだか比重がすごく私よりだったので、驚いたというか、
素直に嬉しかった。

父は超孫派だが、母は孫よりも自分が産んだ娘(私)の方に
偏るのだろうか、などと考えたが。
色々話を聞いていたら、どうやら私のピアノには『投資した』
という感覚が強いらしい。
今回のことは過去の投資の結果として満足した様子。

そうか。やはりそうなのか。母らしい。ああ、母らしい。
ついでに私の子供の頃の発表会について聞いてみたら、
「本当に、『この忙しいのに何なの』って思ってた」
と、正直に言った。
薄々、いや色濃く感じていたが本当にそうだったんだな。
改めて正直な気持ちを聞いて、なんかスゲーッて思った。
色んな意味で。

以上のようなことを踏まえて。
母は見たいと言ったが、発表会の私の映像は見せなかった。

だって正直に「下手ね~」って言われたらさすがに傷つく。
そう思えば言うだろうなと。
人の口から、言葉として「下手」と聞くのは、自分で下手下手
言うのとはダメージの格が違うよ。

一応、発表会には誘ったのだし。
実際、私のバイオリンにはそんなに興味がないと思うんだ。
なんていうか、そういう距離感の話。

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二重奏

2016-08-17 09:44:30 | 
ようやく元気になった娘。
今は、スズキ教本1巻のメヌエット2番を弾いている。
前回のレッスンで先生から、
「次回、先生と二重奏するから、つられないように練習
してきてね」
と言われた。セカンドバイオリンが入るらしい。

教本にはセカンドの譜面がないので動画を探してみた。
なんとなくピアノ伴奏の低音部かな、という感じだったので
私がバイオリンを弾いて合わせてみることにした。
いきなり先生と弾いたら娘が戸惑うかなと思ったのもあるし、
単に私が二重奏してみたかったのもある。

とにかく娘と二重奏。
いい、すごくいい!
お互いそんなに上手じゃないが、すごくいい。
調子にのって、メヌエット3番も2人で弾いた。

ピアノで伴奏するのも楽しいが、やはりバイオリン同士だと
響き合って気持ちがいい。
娘も気に入ったようで何度も何度も繰り返し弾いた。

それで、次のレッスンの時先生と娘がメヌエット2番を
二重奏した。
衝撃的だった。
先生が上手すぎて娘のバイオリンと合わない。
音程とか音量とか強弱とかそういうことじゃなくて根本的に
異種混合戦みたいな感じに…。

こんなに違うのかと唖然とする。
そして、私はいつになったらアッチ側にいけるんだろう、と
考える。
…一生無理か?
いや、諦めない。諦めないからねえ!

ところで、以前写真を載せたひまわりが咲いた。
同時に植えたダリアはなんと全滅。
ちゃんとお世話していたのだが。残念。
しかし、↓これ本当にひまわりだろうか?小さくない?
まあ、とりあえず花が咲いたので良しとするか…。


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悩む

2016-08-14 08:24:10 | 音楽
色々考えて、次の曲はヴィタリのシャコンヌにした。
来年の3月に発表会があるとのことで。
前回が今年の5月だったので私としては早いという感じ。
しかし、とにかく発表会があると。

それで、何を弾くかという問題。
ずっとそのことを考えていて。
まず、発表会ではヴィタリを弾かないという選択をした。
長い曲だし、私の力では聞いていてツマラナイ演奏しか無理
だろうなと思って。

いやいや、なにしろ、ここから先の曲に大きな壁を感じている。
曲選びの時に話が出たサンサーンスの数曲とか、とても人前で
弾けると思えない。
全てが追いつかないように感じる。本当に。

発表会で弾くならやっぱり自分なりに仕上げたい。
下手なりにそういう気持ちはある。

一つの候補として、ラロのスペイン交響曲の3楽章はどうかな、
と思い、前回のレッスンの時先生に聞いてみた。
先生は、ラロだったら5楽章の方が、というような雰囲気。
しかし、5楽章は私にはチョットかなり無理そうだなと思う。

悩んでいる。
まだ先のことだけど、とにかく発表会の選曲は大事。
要するに、舞台の上で恥ずかしい思いをしたくないのだ。
だから実力の範囲で無理せず素敵な曲がないだろうかと迷う。

逃げているのだろうか。
こういう機会にこそ、高みを目指すべきなのか?
いや、私は伸び盛りの子供ではないのだ。
それとも発表会で弾くのなら、なんとかするのだろうか。私。
どうだろう。そんな一か八かは怖い。怖いなあ!!

まとまらない。
考えれば考えるほど、あの曲もこの曲も弾けそうもないと思う。
とりあえず現時点での混沌とした考えを書いた。
もっと劇的に上手だったらいいのに。それに尽きる。

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お得感

2016-08-10 09:37:18 | 練習
ローデは16番が課題。
前に弾いた13番と14番はフラットが6個ついていて相当難儀した。
しかしこちらはフラットが5個。
1個少なくてお得!
しかも途中で転調してしばらくフラットが2個になるのだ。
超お得!

見た目も↓のように密集率が低め。
 
↓こちらが13番。


だけど当然、簡単というわけではなく。
「はい、弾けた~」みたいなことは全くないが。
13番、14番よりは音程がとりやすくスラーも扱いやすいと思う。
だから練習に取り掛かるのが憂鬱でないのだ。ありがたい。

こんなふうに感じるのは前に難しい曲を弾いて得た成長だろうか。
…なにか落とし穴がある気がするが。
今のところはそういうことにしておこう。

しかしそろそろ、フラット何個で何調とかちゃんと勉強しなきゃ
ダメだなあ。楽典みたいなこと?
1人で勉強しようとすると、すぐ嫌になっちゃって。
何か講座的なものがあったらいいなあ。
『大人のための基礎から楽典』とか。
できれば合宿みたく集中的な方がいいが。

近頃、ただバイオリンを弾く技術だけじゃなくて、楽典とか
理論的なことって大事だな、と思うことがある。
そういう知識があったら、先生のご指示をもっとストレートに
理解できるのではないか、とか。
頑張って勉強してみるかなあ…。

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よし、それでいい

2016-08-08 08:16:20 | 
娘が体調を崩している。
熱が上がったり下がったり。
良くなってきたなと思うと、夜になってビューンと高熱が出る。
40℃を超えた時はさすがに焦った。

以前にも書いたが、娘の調子が悪いと私の調子も悪くなる。
おでこの辺りがジンジンと重苦しく落ち着かない。
単なる看病疲れでなく、娘がお腹にいた頃の一心同体感が
解消しきれていないのだと思う。
わからんけど、そんな気がする。

夫が娘を見てくれている間、バイオリンを練習しようとしても
頭がジンジンして集中できない。
私のバイオリンを聞いて娘の調子が悪化しないだろうかとか、
離れている間(同じ家の中だけど)どんな様子なのだろうと、
気がかりで仕方ない。
結局、なんだか弾いたような弾かないような微妙な気持ち。

バイオリンは私にとって、とても大切だし一生弾き続けると
思う。
だけど私のバイオリンは、娘と夫と自分が元気で、安定した
健全な環境でこそ楽しめるのだと、しみじみ感じた。
そういう環境の中で弾きながら、下手だとかヘタレだとか
ゴチャゴチャゴチャゴチャ言えるのは幸せなことなのだ。

もしかすると、こういう状況でも気持ちを切り替えて集中し、
ゴリゴリ練習するのが私にとっての、
『すべてをなげうって、死ぬほど弾く』
ということなのだろうか。
だとしたら私は本能的に母である事を優先したということだ。
当たり前だ。私はバイオリニストではないのだから。
そうか。そうだな。それでいいんだ。
よし、それでいいぞ。

昨日あたりから、ようやく回復の兆しが見えてきて。
まだ気は抜けないが、おそらく大丈夫と思う。
もう本当に娘を病気にしたくないよおー。

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