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元気のひけつ 毒ヘビにかまれたら
新緑をめでながらハイキングを楽しみたくなる季節です。虫さされ対策もさることながら、忘れてはいけないのがヘビです。マムシの被害が出始めるのが,ちょうどこの時期です。かまれても、慌てるのは禁物、と医師や研究者は口をそろえます。
佐賀県の70代の女性は夏の日の夕方、畑でミョウガを取っていて、何かに指を刺された感じがした。近くの診療所に行ったが、痛みがひどく、ての腫れが治まらない。佐賀大病院に運ばれ、このまま入院した。
病院ではマムシにかまれたと判断した。かまれた部分の痛みに腫れという、マムシにかまれた場合の特徴的な症状と検査結果から判断した。ただ、女性はマムシを見ていない。「かまれた本人には、マムシかどうかわからないことが多いんです」と、瀧健治教授(救急医学)は話す。
マムシにかまれた場合の腫れは数時間から1日たつと広がってくる。マムシの毒は出血や壊死を招くほか腎不全を起こすこともある。重傷だと抗毒素で毒を中和する。
ヘビ研究機関・日本蛇族学術研究所(群馬県太田市)の堺淳・主任研究員も「マムシの牙は短くて細い。チクッとするだけなので、虫さされや、とげが刺さったと勘違いする場合も多いのです」と指摘する。
マムシの牙は2本なので、かまれると1センチほどの間隔で二つの跡が残るはずだが、一つしかないこともある。かまれるのは足より手が多い。農作業のほか、都会に住んでいる人でも、山菜・キノコ採りなどに出かけて、草むらに手を入れてかまれる。年に10人前後が命を落としているという。
堺さんによると、九州以北の毒ヘビはニホンマムシとヤマカガシ、対馬のツシママムシ。ヤマカガシは近づいただけではかまれることはほとんどないそうだ。
沖縄など南西諸島にいるハブはマムシより体が大きいので毒の量も多い。ただ「沖縄県では00年以降、ハブにかまれて死んだ人はいません」と、県立中部病院(うるま市)の宮城良充・副院長。住民はハブの恐さを知っているので、かまれて1時間以内には病院に来るという。抗毒素などを使った治療のしくみも整っている。
毒ヘビにかまれたら病院に行くまで、どういう応急処置をしたらいいか。
堺さんによると、ヤマカガシはかみつかれたままだと毒がたくさん入る危険が増す。すぐヘビを離し、再度かまれないようにその場所を離れる。手が腫れて指や腕が締め付けられないよう指輪や腕時計を外す。吸引器があれば毒を吸い出し、なければ傷口をぎゅっとつまんで押し出す。
毒を外に出そうとナイフで切ってはいけない。血管や神経を傷つけるし、細菌など感染する危険もある。かまれた方の腕を強く縛って血行を止める必要はない。かつて応急措置で傷口を切ったり、強く縛ったりしたがいまは見直されている。
瀧さんは「動脈血まで止めてはいけないが、皮下静脈だけ圧迫する程度に締めた方がいいと考えている」という。
慌てて走ると毒が早く回って重症化の恐れが増す。病院にはなるべく車で連れていってもらおう。
<上記記事と画像は、2008年5月12日付、朝日新聞日曜版より転載>
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山や野を歩く時、長いものが気になる季節になってきた。
幸いなことに、今まで噛まれたことはなく、また、嫌悪感も感じない。
それでも、出会うたびに「ギョッ」としてしまう。
どうしても出会わなければならないのならば、きちんとした対処法だけは知っておきたい。
とりあえず、保険のようにポイズンリムーバだけは持ち歩いているのだが。
ポイズンリムーバー・・知りませんでした。
よく山の中をめくらめっぽうに歩き回るので、マムシとスズメバチいつも心配してましたが、いいものを教えてもらって喜んでおります。
近くのアウトドアの店になかったらネットで買うことにしました。
ポイズンリムーバー、1000円ほどのものなので、ぜひ入手してみてください。
小さく軽いものですから、携帯にも便利です。
私は、ポイズンリムーバーを、山道具屋さんでいつも
見かけて、買おうか買うまいか迷っていました。
山でひなたぼっこに出て来てとぐろ巻いてる蛇を見かけたり、道で横断している蛇を見るたび大丈夫かな~と思いますが・・・怖い怖い。
家で出た蛇がマムシだったと聞きました。
我が家も、外のベランダをはっていた蛇が目撃されて戦々恐々としています。
それで、山行ったときとか・・言ってられないんだと
ビックリしました。
検索してお邪魔してしまいました。
ポイズンリムーバーを持って久しいですが、おかげさまで使うことは未だありません。
いつでも使えるように練習こそしているものの、練習だけですんでもらいたいものです。
そういえば、私の故郷の家にはごっついアオダイショウがいました。
長く見ていませんが、家の守りだと言っていたのも思い出しました。