２０００年の時を越え、２０００年ハス開花！

古代ロマン溢れる荒神谷（こうじんと読みます）遺跡で２０００年ハスの開花が始まりました。
　

ハスの開花は午前中と聞いていましたので、何とかお昼前に斐川町にある荒神谷遺跡に到着です。先週金曜日地元朝刊（山陰中央新報社）に「朝起き極楽５万本・古代ハス開花」と紹介が有りましたので、観光客の方々の凄い来場で駐車場待ちで大変でした。
　

２０００年ハスって？・・・１９５１年に千葉県で３粒のハスの種が発見され、その１粒が発芽したらしいです。そのハスの種と一緒に発見された丸木舟が約２０００年前の物と分かり、ハスの花は「２０００年ハス」と呼ばれるようになったそうです。
　

その「２０００年ハス」が全国へ分けられ、出雲市の隣り大田市へ、そして、この斐川の荒神谷遺跡へ譲り受けたそうです。
　

ハスの寿命はたったの４日！ハスは早朝から咲き始め、午後には閉じてしまいます。（ガイドさんによれば、開花の見所の時間帯は午前８時から９時の間だそうです。少し厳しいですね、寝ボスケの私には）そして、４日目の朝には完全に開花し、午後には花びらが散るそうです。そして、午後には「蜂の巣」のような花托ができるそうです。

「蜂の巣」のような花托が花の中心部と、右上に花びらがない花心が花托だと思います

２０００年の時を・・・４日の命・・・っと言うと、何か思い出しました。３年前に公開され、娘と一緒に見た「ポケットモンスターアドバンスジェネレーション 七夜の願い星～ジラーチ」を・・・今日も娘と。千年に一度、7日間だけ現れるという千年彗星の夜、眠り繭"の中から伝説のポケモン"ジラーチ"が千年に一度だけ目覚め、人間の願いをかなえてくれるというポケモン映画です。何か共通していますね？このハスも何か思いを叶えてくれると嬉しいのですが・・・。

しかし、ハスの開花時に訪れたのは初めてです。何か凄い壮大な風景です。

ハスを見終わったら、アジサイなどを見ながら、大きな鯉が放流されている池を回り、竪穴住居のある公園へ。


此処の遺跡も何回か訪れていますが、何回見ても「竪穴住居」（今から２０００年前の弥生時代の住居復元）は素晴らしい。現在の住居の考え方の基礎となる物だと思います。一つの住居の中で家族が一つに暮らす姿を想像すれば、現代の家族の繋がりと比較して理想的な光景が頭の中に過ぎります。


現在、島根では、私の住む松江市、出雲市、此処の地区の斐川町、またそれらの周辺以外は過疎化が徐々に進行しています。しかし、太古の昔にこの地では、日本の地方行政の要の一つであり栄えたらしいですが、今では嘘のように感じられますが。しかし、出土した銅器、剣等々などからかなりの繁栄があった事を想像出来ます。（新たに完成している荒神谷博物館に数々展示されています）

ハスの開花は、もう暫く見られるようです。マスコミの方々も多く取材に来ていらっしゃいました。


荒神谷「２０００年ハス」って何？
荒神谷遺跡博物館
出雲国
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