オッホの森 ≪イーハトーブ事件簿≫

宮沢賢治、わんこそばを中心に岩手県花巻地方の出来事を紹介。

休み中の読書

2018年01月15日 | 日記
インフルエンザで外出もできないので、直前にネットで入手していた本を中心に以下の3冊を読破した。



左の『屋根の上が好きな兄と私』は宮沢賢治の次妹シゲさんの回想録。やはり直接の目撃者、家族の証言だけに新事実もあり、目を見張る感動があった。特に賢治の母に関する証言は貴重だ。

中央の『藤村永遠の恋人 佐藤輔子』は花巻出身で北海道大学初代総長佐藤昌介の妹、島崎藤村悲恋の恋人としてあまりにも有名な輔子の生涯で、花巻人として知っておきたい一人であり、佐藤昌介を巡る人脈もよくわかる大変有益な本だった。

そして右は『宮沢賢治をめぐる冒険』という題名だが冒険小説ではなく、科学者高木仁三郎からみた賢治論である。この本に惹かれたのは著述内容よりも挿絵の方だった。画家名は「高頭祥八」。たまたま陸前高田にあった料亭「かのこ」が廃業したのち、家族から譲られた版画の作者が高頭だったのだが、どのような人物でどんな画業なのかよく判らないでいたのだった。この本によっても高頭のことは分からなかったが、その挿絵を見ているだけでも十分楽しめた。
どなたか高頭について、特に高頭夫人は岩手沿岸の出身らしいので、ご存知の方はご教示願いたい。

ところでインフルエンザの方は日曜日の夜には36度台に下がり、今朝は36度2分とすっかり平熱になっていた。これなら・・と病院に経過を話し、明日から出勤できないだろうか、と相談したところ許可が得られたので喜んで会社に連絡を入れた。
 当初はそれは良かったと喜んでもらったのだが、折り返し電話がかかってきて「女性陣から強硬な反対があった。医者が何と言おうと金曜日の発病から最低5日間の経過がなければ安心できないから、出勤は断固反対!」というのだった。

 結局火曜日も休み、水曜日は定休日で出勤は木曜日から、ということになった。イヤハヤ女性には論理より重要な基準があるようで、難しいものだなー。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする