皆さん、こんばんは
拙ブログでも何度か紹介していますが、千葉県市川市の西端に位置する行徳は「神輿の町」として有名です。
江戸時代、塩作りの天領地だった行徳は「行徳千軒寺百軒」と言われるほど寺や神社が多く、腕利きの仏師や宮大工が集まっていたところ、明治の廃仏毀釈以降はその技術を生かした地場産業として神輿作りが盛んになったと言われています。
室町期の名仏師「浅子周慶」の名を継いだ浅子神輿店や、木彫りの腕で知られた後藤神輿店は既に廃業し、現在は唯一、中台製作所が神輿作りの技を今に伝えています。
過日、その中台製作所が運営している「行徳神輿ミュージアム」に立ち寄ってみました。
小規模ながら日本で唯一、すなわち世界でたった一つの神輿博物館です。
行徳神輿ミュージアム
中台(なかだい)製作所ホームページはこちら☞ http://www.mikoshiya.com/company/
行徳で唯一神輿作りを継承する中台製作所の工場。
工場敷地の隣に神輿ミュージアムの建物があります。
受け付けは無く、そのまま中に入れます。
こじんまりしたスペースにーーー
神輿作りの纏わる色々なものが陳列されています。
細かな木組みの部品
木材を削っていく工程が分かります。
道具さえも美しくーーー
宮大工の技術が伝承されているのでしょうね。
御神輿ならぬ、素神輿!?
御神輿を間近に観察することが出来ます。
細かいっ!!
御神輿作りは、木組みだけではなく、木彫り、金属加工、塗り加工など、あらゆる伝統技術の結晶であることが良く分かります。
木彫りで有名な後藤直光の作品
中台の作品
世界に誇る日本の職人技、伝統技術の素晴らしさを身近に感じることが出来ました。
入場は無料です。
神輿Tシャツも粋ですよ!
(アタシ、お神輿よりもおこしが食べたい!)
(本日も最後までご覧いただき有難うございました。)