皆さん、こんにちは~!
今日は二回目のワクチンを打ち終えた母の見守りで実家に帰っております。
打った翌日がかなり辛かったそうですが今は普通に戻ったようで、お陰様で一安心です。
オリンピックも始まりました❗
開会式では??なところも有りましたが、世界中から集まった全ての選手に心からのエールを送りたいと思います❗。
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さて、昨日に続いて今日も蝉の話です。
(セミが苦手な方、スミマセン~。)
閑さや岩にしみ入る蝉の声
出羽(山形)の立石寺で詠まれた有名な芭蕉の句ですが、後世になって「鳴いていたのは何蝉だったのか?」という論争があって、最終的にはニイニイゼミで決着したそうです。
ニイニイゼミ
ヂーーーーーーと地味に鳴き続けます。
因みにこの句が詠まれた元禄2年5月27日は新暦の7月13日にあたり、この時期に山形に出る可能性のある蝉は、エゾハルゼミ、ニイニイゼミ、ヒグラシ、アブラゼミだそうです。
ハルゼミ
6月の奥多摩はハルゼミの大合唱に包まれますが、この2年、聞き逃しています。
ヒグラシ(別名:カナカナゼミ)
カナカナカナーーー、夕暮れ時にこの声を聴くと、日本人なら誰でも詫び寂びを感じる筈です。名前も如何にも日本らしい。
アブラゼミ
ジジジジジジジジジ---、
羽色も鳴き声も「油」がぴったり。都心では電信柱で夜鳴きしている姿も見かけます。
前置きが長くなりましたが、、、
日本には色々な種類の蝉がいて、色々な鳴き声を楽しませてくれますね。
蝉の声で夏の到来を感じ、時には童心に帰り、時にはもの悲しくなったりもします。男の子なら鳴き声で蝉の種類を区別することも出来ますね。
(ところで・・・)
20年程前に台湾駐在していた時の話ですが、ある時、蝉の声が聞こえたので興味を抱き台湾人の同僚に「あの蝉はなんていうの?」と尋ねたことがあります。
日本語が流暢な彼はすぐさま、「蝉(チャン)ですよ。」と答えてくれたのですが、「で、何蝉なの?」と重ねて訊くと、怪訝そうな顔で「蝉は蝉ですよ。」という返事。
いやいや、セミにも色々な種類があって日本では鳴き声で聞き分けるんだよ、ということを説明したのですが全くピンとこない様子で、結局セミの名前を知ることはできませんでした。
日本の大学に2年間留学した経験のある彼にとっても蝉の話は初めてだったようで、最後まで「蝉は蝉、うるさいだけでしょ~」と言っていたのを印象深く覚えています。
後で知ったのですが、世界の大部分の人たちがセミの鳴き声を「右脳」で「音」として聞いているのに対し、日本人は「左脳」で「声」として聞いているという研究結果があるそうです。
台湾の彼を含めた殆どの人間がセミの音を雑音として聞いている(もしくは聞き逃している)のに対し、我々日本人は声、言葉として聴き取っているのですね。 ~日本人で良かったと思う瞬間です。
そういえば数年前、出張先の中国の寧波で日本と同じ調子でオーシンツクツクと鳴く声を聴きました。機会があれば中国の同僚にもセミの名前を尋ねてみたいものです。。。
ツクツクボウシ
オーシンツクツク、オーシンツクツクーーー、関西ではツクツクボーシ、ツクツクボーシかな? 西川のりおの十八番でしたね。
因みに「セミの声」は英語で The buzz of cicadas. となるそうで。
cicadasがセミで、buzzは「羽音、ざわめき」です。やはりなんか違うんですよね、、、。
(セミ? んー、美味しそうに見えない。)
本日も最後までご覧いただき有難うございました。