昨年は本業に追われっぱなしで、パステル風景画は描けませんでした。頂相の傍ら少しずつ五年掛かりで描いていた涅槃図(約100号)を、完成させる約束のラストの年で、やっと描き上げて東北の被災地のお寺に納品させて頂きました。近々新作をオフィシャルサイトへUPします。頂相も涅槃図等仏画類も難易度をどんどん高くしていて時間に追われっぱなしです。(Webデザイナーが海外出張へ出かけて,オフィシャルの更新は遅れそうです。その分ブログは頑張ります。2012.1.20)
このパステル画は「自坊の風景を」と言うお寺の注文で描いたシリーズの一枚です。全くの未発表です。
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雪の境内
手に取れば皆同じ白い色なのに、積もる所によって雪は様々な表情を見せる。白ウサギの背の様であったり、シャボンのあぶく、餅花、みぞれのかき氷、お嫁さんの綿帽子etc・・・。
階調を追ってパステルを重ねる。手の切れそうな冷たいブルー、沈んだグレー、ほっと明かりが内からさしている様なピンク。しかし気分が変わればピンクが淡いブルーに見えたり、雪は「心模様」を照らし出す。(パステル画)