皆様こんばんは。
週末ですね。今年度の山場は大体超えましたが、地味に忙しい日々が続きます。
さて、プレゼント用の作品製作も何とか終盤を迎え、ぬいぐるみ製作も自己流を見つけられた頃なのでまた自分用にぬいぐるみを製作しようと思います。
忙しい時ほど現実逃避したくなるのは人間の性ですね( ᷇◡ ᷆ )
今回製作するのは中くらいのサイズのぬいぐるみ。
有難いことに嬉しいお言葉をいただくことが多くなったので、製作記も兼ねてぬいぐるみ製作する際に気をつけているポイントなども記載していけたらと思っておりますヽ(´▽`)/
※あくまでも素人が趣味で作っている程度のものなので、ちょっとした参考程度にお読みいただければと思います。
というわけで早速本題に入りたいと思います!
※作品の異なる版権キャラクターの作品製作になります。苦手な方は閲覧をお控えいただくようお願いいたします。
※製作記の内容上、作りかけのぬいぐるみ画像が掲載されます。こちらについても苦手な方は閲覧をお控えいただくようお願いいたします。
選んだキャラクターはお馴染み(??)ダイバダッタさん(手塚ブッダ)と前回プレゼント用に調べて好きになった魘夢ちゃん(鬼滅の刃)の2体。
ダイバダッタさんはすでに過去に製作したvol.1ちゃんがいますが、イメージと少し違うような感じがしていたのでデザインを一新して製作しなおすといった感じになります^^
フィギュア以外で2体同時に製作するのはこれが初めてになると思います。
開いた時間に作る、というのもあって今回もおそらく進みが悪かったり画像撮り忘れ事件が発生すると思いますが、ご了承くださいませ(^^ゞ
では早速製作していきます。
①本体の製作
当たり前ですがぬいぐるみ製作は自分で型紙をおこして、それをもとに布を切るところから始まります。
その前に仕上がりイメージを簡単に描いてみます。
こんなふうにできれば良いなぁ。
で、肝心な型紙製作ですがここが一番面倒な手順だと思っています。
素人が何となく作っている程度のものなので(型紙の決まり事とかわからないんです汗)恥ずかしくてどんなものかはお見せできないのですが、どんなふうに作っているかだけご紹介したいと思います。(文字が続きます、面倒だなぁと思われた方は飛ばしてください^^;;;;)
型紙は作りたいぬいぐるみの形状によって製作方法を変えております。
A ) キャラクターが人間(人型)の場合
- これは既製品を参考にするしかありません。あーこんなバランスの子が欲しいなぁと思ったら(知らない作品だとしても)惜しみなくお金をかけて手に入れましょう。お金が今ピンチなんだよなぁ〜というときはネットで画像を探してみたり、ゲームセンターや販売店などに立ち寄って眺めてみるだけでも良いでしょう(その場合販売物の撮影はしてはいけません)。しかし結論から申し上げると購入しないとわからない限界みたいなのはどうしてもあると感じています。やっぱり買いましょう!
- 購入したぬいぐるみをじっくり観察します。どこらへんに切れ込みがあるのか、何枚の布から構成されているのかというポイントを抑えどんどんメモやスケッチをとっていきます。効率よく・バランスよく製造された既製品からは色々と学ぶことが沢山ございます。さすがは既製品です。
- メモした内容をもとに実際に展開図を描いてみます。イメージから始まるのではじめはガッタガタです。私は大体裏紙と安価なセロハンテープで初期型紙を製作します。製作した初期型紙はマステなどで組み立てて、紙を足したり削ったりして理想の形に近づけていきます。
- 3で製作した型紙をスキャンしてパソコン(ipad)に取り込みます(この時A4サイズ〜などと意識して取り込むと後々楽になります)。画像編集ソフトを使用して編集します。縫い目の合うところ(?)は長さがあっていないと製作時に破綻してしまうのでそこらへん調節したり、バランスが均等になるように左右反転させてみたり…意外と時間がかかります。
- 4で良い感じに仕上がった型紙を印刷機で出力します。出力したものをもう一度組み立てて自分が納得するような形になったらそれを使用します。
素人が何とか捻り出した型紙の起こし方です。あまり参考になりませんが、こんなことしてるんだなー程度にお読みいただけたなら幸いです(^^ゞ
わけあって過去に人外(鳥とか)のぬいぐるみを製作したことがあったのですが、その際には次に記す方法で型紙を起こしました。ぬい服などでも多くの方がご紹介されている方法ですね。
意外と人型の場合でも、参考にしたい既製品がない場合は下記の方法の方が適切かも…???
B ) キャラクターが人外の場合
- 安価な粘土(紙粘土・石塑粘土etc)を購入して、作成したいぬいぐるみの形状を実寸より小さめ(大体てのひらサイズ)で造形して焼くなり乾かすなりします。(私は焼く派)
- 造形した原型の周りにぴったりするようにラップを巻いて、セロハンテープで固定します。
- 目立たない位置や曲線の強い部分などにマーカーで切断する線を描きこみ、そのガイドに沿ってカッターナイフで切れ込みを入れます。
- 切断して剥がしたラップを紙などに丁寧に貼り付け、展開図を作成します。これ以降は上記A)の4以降と同じ手順になります。
こんな感じで型紙をおこしましたら、早速布を切断していきます!
ダイバダッタ肌布
かなり過去の作品では取り扱いの簡単なフェルトを使用しておりましたが、最近では毛の長いボア生地を使用するようにしております。
その分切断後の処理などに手間がかかってしまうのですが、最高の仕上がりやさわり心地になります(* ´﹀` )
切断した布をちまちま縫っていきます。ミシンを使用した方が早いのでしょうが、如何せん糸の取り替えなどの準備に手間がかかる上に、作品が細かいので結局全て手縫いになります。
ダイバダッタ体と形状保持剤。
で、今回は特別にポーズが取れるようぬいぐるみ用の形状保持剤を入れて製作したいと思います。
骨が入る分柔らかさは失われてしまいますが、撮影の幅はグッと上がると信じています( ᷇ ‿ ᷆ ;;;;)
保持剤は体にフィットするように曲げて。根元などをマステで固定してしまいます。
なるべく背面を通るように。わたと喧嘩してしまうので入れ方や順番の正解がわかりません(^^ゞ
骨が入ったところ。まあ、良い感じに入ったのではないでしょうか^^
ダイバダッタ体(わた・骨入り)
さて、ここからどうやって頭を作っていくかが問題になります。
これくらいのサイズのぬいぐるみですと頭の製作方法は2つ考えておりまして、一つは「頭を先に丸ごと作って後で胴体と繋げてしまう方法」でもう一つは「根元から縫い合わせて製作していく方法」になります。言葉で伝えるのはなかなか難しいですね^^;
頭丸ごと型は過去の製作方法になります。この記事なんかがわかりやすいのではないでしょうか?➡︎ 遥 ぬいぐるみ製作 メモ2
この方法に対して今回は(というか最近は)後者の方法で製作しております。
ざっくり説明すると下記のような感じになります。
- まず、胴体を首が開いた状態まで製作しわたを詰めます。
- 次に前半分のパーツ(必要な部分を縫うところまで仕上げ済み)を首根っこから縫い付け、
- その後に後半分のパーツを縫い付けます。
- パカっと開いた2のパーツにわたを詰めながらバランスを見て全て縫い付けます。
こんなふうに頭を縫い付けて形を整えます。
前髪のあるキャラクターでしたら前髪生え際のことは考えないで雑に縫ってしまっても良いのですが、魘夢ちゃんに関しては生え際が半分露出したデザインとなっていたので丁寧に仕上げました。
魘夢頭・生え際製作
イメージ作りにペンで顔のガイドを描いたりします。
そうして出来上がった本体がこちらになります。
顔の線などはお馴染み刺繍で仕上げていきますヽ(´▽`)/
魘夢本体(顔未刺繍)
おそらく私の手技的な問題なのでしょうが刺繍をしていくうちに描いていたガイドよりも小さくなってしまうという事件が必ずと言って良いほど発生するので、大体ガイドは大きすぎるんじゃないの????くらいのサイズで描いてしまいます✌︎
というわけでぼちぼち刺繍を施していきます。
刺繍はフィギュアの時と同じく、黒い部分(目の輪郭など)→瞳(虹彩など)→白目の順番で仕上げていきます。
仕上げるたびに修正がかかるので、実はこの後生え際の位置を変更したりなどしました。
魘夢本体(目の輪郭刺繍)
今日はここまで。
次回は目の刺繍の続きを行いたいと思います✿
ではぁ(($・・)ノシ