*** まえがき ***
昨年四月末に七年間の滞在を終え帰国、そして生まれ故郷へのU-ターンと慌ただしかった生活にようやくひと段落がついたところです。 U-ターンの理由は高齢で足腰の弱った母親が一人で住んでおり、いつ何が起きてもおかしくないため、いわば保険のような感じで同居を決めたのでした。 勿論、奥さんも何とかついてきてくれました。感謝しています。
マレーシアは今回の七年の他に、現役であった頃に某国営企業に四年間出向しており、都合11年間生活したところで、私たちにとっては第二の古里と言っても過言ではないくらいです。帰国後も一緒に仕事をしていた現地スタッフや生活面で支えて下さった現地の友人や知人ともメールで連絡を取り合っています。
実は、帰国後の現地での光熱費など事後処理のため、銀行口座をそのままにしていました。 が、それも終わり、口座を継続しておく理由もなく、口座を閉めると言う好都合の理由で、奥さんの息抜きも兼ねマレーシアへ行って来ることにしました。
彼女はマレーシアが大好きなのです。その理由は後ほど、、、。
母親の方は自分の身の回りのことくらいはまだなんとかなるし、母親としても少しの間一人で気ままに出来ると言う、渡りに船で快諾。 ただ、ペットのニャン子の世話までは無理なのでペットホテルへ預けることにしました。余分な出費ですが仕方ありません。
第一章 旅行準備
1) 航空券手配
マレーシア直行便(MH)は関西空港、羽田空港、成田空港から出ていますが、広島から近い関西空港から旅立つことにしました。LCCT(格安航空会社)のAirAsiaも羽田から利用出来るのですが、手続きがややこしいのと安全性や万一の場合の補償など気持ちの上で不安もあり未だ利用した事はありません。私の場合は子供がまだ独立してませんので補償は大事なのです。又広島~羽田の往復運賃を考慮すればそんなに大差はなく、私たちはマレーシア航空を利用しました。
今回の航空運賃はネットからHISで購入、燃料サーチャージや空港利用税を含め¥74,000/人往復でした。このチケットは旅程変更やキャンセルも可能なチケットでした。母親のことがあるのでこのチケットにしましたが、このような変更が効かないチケットは更に¥20,000くらい安かったです。
2) ホテル手配
これは意外と日本の方には馴染みがないかと思うのですが、ホテルの料金についてお話ししておきたいと思います。海外のホテルのルームチャージは基本的には一部屋の値段です。例えば、ツインやダブルを一人で使用しても二人で使用しても同一料金です。それと、シングルルームと言う部屋形態は平均的ホテルであればあまりありません。日本の場合は一人当たりのルームチャージになっています。パックツアーの場合はどのような料金体系になっているのかは分かりませんが。
個人的に旅行される場合は旅行サイト(るるぶ、じゃらん、HISなど)でチェックして予約されると良いかと思います。これらのサイトでは英語ができなくても大丈夫です。それから、可能であれば旅行サイトの料金と該当するホテルのホームページで現地料金(この場合は英語が必要)を比較されると良いと思います。今回私が利用したホテルは日本の旅行サイトでの料金の方がホテルの料金より安かったです。通常は現地ホテルに直接申し込んだ方が安いのですが。 パックツアーの場合は問題ないですが個人で予約した場合には、出発の一週間前に部屋が確保されているかどうかを必ず再確認しておくことをお勧めします(特にひと月以上前に予約した場合など)。予約した旅行社に頼めば確認してくれます。
蛇足ながら、私の場合は広島から関空へ移動しなければなりませんでしたが、出発当日に移動となると時間的に非常に厳しいものがあり、関空直結のホテル日航に宿泊しました。予約する前はイメージ的には「高い」と思ったのですが五日間駐車料金無料サービス付と言うパック料金があり、意外とお値打ちでした。私の場合は九日間駐車することになるためパック料金の範囲を超えたのですが、チェックイン時にその旨伝えると二週間パックと言うのがあるらしくそれに変更してくれました。もし、車で行かれる方は一度確認されればよろしいかと思います。他にも泉佐野市周辺に安いホテルは探せばあるでしょうが、ホテルー関空までの移動を考えると関空直結のホテル日航は便利でお得だと思います。別にホテルから紹介料などはいただいておりませんよ(^^)v
ー第二話へつづく