辛評

辛評


頴川郡の出身。官渡の戦い以後に、袁紹陣営内で専権を有するようになる。袁紹の没後、郭図とともに長男の袁譚を後継者として支持する。三男、袁尚を袁紹の後継者として支持する、審配、蓬紀と対立する。非常に忠義に篤い人物とされる。陳寿の編纂書、『正史三国志』では、南皮の戦い以降、辛評に関する記述がない。

許攸（2）

許攸

許攸


後漢末を代表する知識人。蓬紀とともに袁紹の挙兵に参事する。のちに曹操側につき、袁紹軍の烏巣の兵糧庫を急襲するよう進言する。結果、曹操軍が勝つが、戦後、手柄を自慢することが多かったため、許褚に斬られ、死亡。

郭図（2）

郭図

郭図


袁紹軍の参謀。『三国志演義』の中で、出す策がことごとく裏目に出る人物として描かれている。三国志に登場する、やぶ軍師の中でも上位に君臨する人物、と言える、だろう。『三国志演義』では、楽進の矢で濠に射落とされる、という壮絶な最期を遂げているが、実際には、桑畑で死んだ、と曹操の詩にある。