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魏志倭人伝

2024-04-15 20:28:03 | 日本史
魏志倭人伝


三国時代の蜀の陳寿の著述による三国志の中にある魏志の中にある倭と倭人に関するくだり。三国時代の魏の曹叡の時代に書かれた。大和王朝以前に存在した、邪馬台国(邪馬壹国,耶馬台国)が登場する。邪馬台国を治めていたのは、卑弥呼という名の人物であり、この人物は、女性であり、また、古代エジプトのファラオ、トゥタンカ=アメン王(即位当時17歳)のような若年王(女王)であった。卑弥呼は、~鬼道を能くし、衆民を惑わし~とあるが、この〈鬼道〉については、謎である。おそらく、呪禁道、陰陽道のような、呪道、魔道のたぐいであったと思われる。そうした経緯から、卑弥呼が実力で国の主権をもぎ取ったというより、擁立されたと考える方が妥適だろう。卑弥呼の後に後を襲った壹與もまた若年の王(女王)であった。卑弥呼以前には、小国が乱立して乱れ、ばらばらだった倭国は、卑弥呼後は、統合され、統一国家としてのかたちを形成していくのである。邪馬台国は、魏との朝貢外交を行っていたが、魏の政権奪取後に蜀呉もたいらげて三国時代を終わらせた晋とも朝貢外交関係を継続している。


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