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忘憂之物

日韓首脳「略式会談も行わず」韓国高官説明、日米韓会談は29日確定







1692年、米子の村川家が鬱陵島に開発調査に行く。いまの竹島だ。

島に着くと鮑が干してある。それに置いてあったはずの漁具や船もない。調べてみると何人かの朝鮮人を見つける。咎めると「嵐に遭って仕方なく上陸した。鮑があったから盗ったセヨ」とか言う。言ったのは安龍福。もちろん、言い抜けも嘘。村川家の船頭は二度と来るな、と言い伝えて追い払う。

翌年、今度は大谷家が開発調査に出る。すると、また朝鮮人が何人か密漁している。聞けば3隻の船で42名で来た、とか言う。幕府の命により大谷家と村川家は交代で竹島を開発していたから去年のことも知っている。お前ら、ちょっと来い、ということで安龍福と朴於屯を連行。いまと変わらず何度言っても悪さを止めない朝鮮人。安と朴を米子で取り調べたりもしたが嘘が多くて埒が明かない。人数もホントは42名ではなく9名とか言う。困った米子の家老、荒尾修理は鳥取藩に報告。藩は幕府に報告した。

幕府は対馬藩に連絡。鳥取藩への指示は「長崎まで護送して二度と来るな、と厳命して追い返せ。朝鮮にも越境について抗議しておけ」というものだった。

無論、罪人扱いではあるが、そこは外国人。なにかあっては国際問題になる、と心配した鳥取藩は単なる朝鮮人密猟者に対して調理人や医師をつけ、道中も危険があったらと案じて総勢90名からの人数で長崎まで護送している。途中の食事は「一汁七菜」。酒は「一日三升」。豪勢なものだ。良くも悪くも、如何にも日本人的なおもてなし感覚だ。

朝鮮に引き渡された安龍福は朝鮮政府からも取り調べられる。すると「密漁なんかしていない。流されて島に着き、日本人が怖くて隠れていたら見つかった。刀剣と鳥銃で脅されて捕まった。酷い目に遭った」と被害者ぶる。

鳥取藩士、江石梁 が編述した「竹島考」に記録される安龍福評は「猛性強暴ナル者 」。「因府年表」には「異客ノ内ヘ暴悪ノ者之有」 と書かれる。要すれば凶暴で乱暴、性格は最悪という、どこを切っても朝鮮人だとわかる。だから鳥取藩は町内見物などを許していない。

相手の態度次第では強行な態度を取り、あるいは弱々しく振る舞ったりする。その場その場で大量の嘘を製造する。高圧的、且つ、威嚇的な言動を躊躇わず、噓がばれても居丈高に開き直り、大声で自分の主張だけを通そうとし、立場が危うくなると人目も憚らず泣き叫んで切り抜けようとする。今も昔も変わらぬ、典型的な朝鮮人の姿が目に浮かぶ。

また、安龍福は3年過ぎたら日本人も忘れたと思ったのか、1696年に隠岐でまた捕まる。大谷家に連行されて素性が知れている上で、船には「朝鬱両島監税将臣安同知騎」とか書いてある。本人は「鬱陵于山両島監税」を僭称する。朝鮮政府の役人だと騙る。しかも、そんな役職は実在すらしていなかった。

もう面倒臭かったのか、幕府は異国人の窓口は長崎です、ということで全員を送り返した翌年、東萊府使の李世載と対馬藩使者との交渉がいまに残る。対馬藩の使者が昨年、あんたとこの人が隠岐に来て「将軍に上訴する」とか騒いで困ったが、あれは朝廷の命令で出したの?と問うている。李世載はそれなら江戸に通訳官を送る、として「何を思い憚って、狂った愚かな漁民を送ることがあろうか」と切って捨てている。

この年に送られた朝鮮国禮曹参議、李善博から対馬藩主宛ての書簡も残る。要約すれば「もう、あの阿呆は流刑にしました。ごめんなさい」と書いてある。

今、韓国の国定教科書には安龍福が「独島の領有権を日本に認めさせた英雄」として記載される。竹島には「安龍福将軍忠魂碑」が建ち、生まれ故郷とされる釜山には「安龍福祠堂」ができて「安龍福将軍像」がある。つまり、嘘でもなんでもいい。都合の悪いことはなかったことにすればいい。都合のいいように直せばいい。まさに中華思想の「正史」である。

韓国は現在もまだ、面倒臭い嘘で日本政府や日本企業を困らせている。日本人のお人好しも変わらずで、テレビなどではまだ、韓国大好き韓国凄い韓国大人気とやっている。韓国人が「原爆ネタ」で遊んでいても気にもしない。べつに無理して嫌いになることもないが、せめて、自分の国がどれほどの損失を受けているか、韓国の「反日感情」とはなぜなのか、くらいは調べてみるほうがいい。

例えば、見出し画像のおっさんだ。これは東日本大震災のことを言っていると思うが、外国の救助で「真っ先に」と言うなら米軍だ。それにソウル衿川区職員が集めた義援金1200万ウオンは2割が日本へ、1割は元従軍慰安婦団体へ、7割が独島守備活動団体へいった。たしかに感謝はするが、他国と比して「韓国だけ」に特化して謝辞を述べるのもヘンだろう。「韓国は総勢107名のレスキューが来てくれました」も有り難いが、それならロシアは150名以上が来てくれている。台湾がチャリティ番組をしたら4時間で21億円を突破。総額はトップクラスの130億円超えだった。

もちろん、金額の多寡ではない。例えば国民の過半以上が「1日2ドル」で生活するアフガニスタンでも5万ドルが日本に送られている。つまり、こういうことで「韓国だけに」注目させるのに違和感を覚えるということだが、もう、あんまり心配しないでいいかもしれない。

じりじりと支持率が下がり始めた岸田政権だが、韓国に対しては尻尾の振り方が甘い。「重要なパートナー」とか誰でも言えるレベルのリップサービスはともかく、へらへらと日韓首脳会談をしていないのは悪くない。べつに日本に大した影響もない。最近、朝日新聞もフジテレビも元気がないし、この画像のおっちゃんもネットでは笑いものだ。そういえば橋下もテレビで観なくなった。

そしてなにより、次の選挙で社民党が消えてなくなる可能性が高い。少なくとも議席を増やす、など支持者も福島瑞穂も思っていない。思えば1998年に参院選で初当選した頃がピークだった。口を開けば日本が悪い、自民党が悪い。外国にまで行って日本軍の被害者を募集した。その頃はまだ、朝まで生ナントカ、田原総一朗とかも元気だった。思いっ切り日本を腐した人生に満足だろう。閣僚にもなったし、思い残すことはないはずだ。

風見鶏の昼行燈が韓国には気を使わなくなる。実に風向きがわかりやすい。

みんな岸田自民を嫌うが、それでも「風見鶏」としては役に立っている。



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